今朝起きたら6時頃の気温はマイナス3℃でした。懸念していた降雪はなく徒歩で仕事に行けそうです。30代に住んでいた場所は,日中の最高気温がマイナス1~マイナス3℃というとても寒い所だったのでこの程度の低温は平気でしたが,歳をとったせいで寒さは身にこたえます。路面凍結による転倒が一番心配なので気をつけて行動しようと思います。
昨日は,花組宝塚大劇場公演『うたかたの恋』『Enchantement~華麗なる香水~』の昼の部を観てから,一目散で帰路につきました。高槻から京都あたりは降雪がすごくて,案の定夜になってからJR京都線は雪の影響で路線がストップしたようです。宝塚駅にいた時点で強風で体がもっていかれそうでした。
昼の部は開演前から2階席で観客が階段から転倒する事故があったり,真風涼帆さんら宙組幹部の来場があったりして,叫び声や拍手・嬌声が劇場内にこだまして一時は客席が浮き足立った雰囲気でした。公演そのものは予定通り進行して,大劇場で応援するのが最後になる華雅りりかさんと都姫ここさんに別れを惜しむことができました。ショーの演出の野口幸作先生のご配慮で,退団する二人に見せ場を十分用意していただきとても満足です。
『Enchantement』は香水をテーマにしたオムバス形式のレヴューでしたが,花組らしい気品にあふれた作品でした。野口先生の好きなガーシュイン,コール・ポーター,リチャード・ロジャースなどの楽曲も使われていたので,ブルー・レイ仕様になったときに著作権はクリアできるのかちょっと心配でしたが,ショー作品はあくまで劇場でのライブ上演が命なので多彩な音楽とダンスを堪能できたと思います。扇子を使った客席での振り付けに参加する機会も楽しかったです。事前にもっと振りを練習しておくべきでした。最近は動きや流れの激しいショー作品が多い中で,今回のような古典的な創りのレヴューの方が個人的には好きだと改めて感じました。柚香さんと星風さんのコンビになってから,今回の作品の組み合わせはベストの安定感でした。『うたかたの恋』のことは別項で感想を書き記そうと思います。