『ODYSSEY』の千穐楽中継を観ながら思うこと | to-be-physically-activeのブログ

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 雪組梅田芸術劇場公演『ODYSSEY -The Age of Discovery-』(作・演出/野口幸作)は8月7日に無事千穐楽を迎えられてホッとしました。RAKUTEN TVの配信を自宅で楽しみました。テレビの前でフラッグを使った振り付けにも参加しましたが,その振りは最後までぎこちなく,棒に旗が巻きついてしまいタクトを前後左右に振り回しているうちに終わってしまいました。さすがに演者の人たちはフラッグの扱いが上手だ,と妙なところに感心して観ていました。

 副組長の千風カレンさんが東京公演の担当なので,千穐楽のご挨拶は誰が担当するのだろうと思っていましたが,最上級生(91期)の透真かずきさんが無事代役を果たされました。ベテランらしい落ち着いた口調でのご挨拶で,『ほんものの魔法使』のときのアレキサンダー教授のような風格がありました。慶賀の至りです。

 彩風咲奈さんの最後のメッセージは,舞台を終えて重圧から解放された安心感とコロナ禍によって休演が相次いだことによる心身の疲労がないまぜになったような複雑なものでした。こんな過酷な時期にリーダーとしてチームを率いていくのは本当に大変な仕事だなと思います。

 

 8月8日のニュースとしては,今秋に開催を予定していた第56回『宝塚舞踊会』の中止が報じられました。雪組は大劇場公演の真っ最中に舞踊会に出演する過密スケジュールが組まれていたので大丈夫かなと心配していたので,少しは負担軽減になったかもしれません。8月号の雑誌『歌劇』の「えと文」で雪組の希良々うみちゃんの取材記事(雪組🖤ともかんさつ日記)を読んでいたら,彩風さんは『ODYSSEY』のお稽古の休憩の合間に舞踊会の振り付けの練習もしていたそうで,後輩から「休憩してくださ~い」と心配の声がかけられていました。やっぱりちょっとみんなが働きすぎなんだろうなと思います。コロナ禍を機にトップを含めた「働き方改革」を考えるべきときなのでしょう。