新宿中村屋でコールマンカリーを食べる | to-be-physically-activeのブログ

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 日本青年館ホールで月組公演を観た後,せっかくの機会なのでJR千駄ヶ谷駅から中央線に乗って新宿まで出て新宿中村屋ビル地下2FのレストランMANNAでコールマンカリーを食べてきました。正確にはChicken Korma Curryです。骨つきチキンの入った比較的まろやかな風味のカレーです。ちょっと前より値段が上がっていて,コールマンカリー¥1,900,サラダ&ドリンクセット¥680で税込¥2,838でした。カレー定食で3,000円近い食事代は高く感じますが,老舗の雰囲気と味を堪能できました。新宿中村屋ビルがリニューアルされてから利用するのは2回目です。お昼どきは行列ができていることが多いのですが,5月4日の夜は空いていて待たずに入れました。

 新宿中村屋といえば創業者夫妻である相馬愛蔵と妻・黒光のことが想起されます。大学のときの美術の先生が彫刻家の荻原碌山(1879-1910年)の研究をしていたので,同郷の友人である相馬愛蔵との交流や,中村屋を拠点にした芸術活動のパトロンとしての相馬愛蔵・黒光夫妻の役割について何度もエピソードを聞かされました。インド独立運動の志士で日本に政治亡命したラース・ビハーリー・ボースを保護し政治活動を支援したことでも知られ,新宿中村屋で本格的なインドカリーを提供するきっかけになったことは有名です。

 そんな大正から昭和初期の歴史的なエピソードを思い浮かべながら,コールマンカリーを食べていました。以前はカリー以外にも中華料理やパスタなどの多国籍なアラカルトメニューがあったように思いますが,新店舗になってからは洋食主体の限定メニューになりました。新宿高島屋にはオリーブハウスというカジュアルレストランも出店しているようなので,機会があればそちらにも寄ってみたいと思います。