サマンサタバサの鞄を持っている女の子とは
話が合わなそうな気がするよね。
どうもUbermanです。
おつかれサマンサって。。。
さて、今日は道端で財布を拾ったら、
嫁にDISられた話をしたいと思います。
本日、嫁と駅に向かって歩いていたところ、
財布が落ちていました。
結構人通りのある道にポツンと落ちている財布。
拾い上げてみると、お金が入ってる様子だったので、
もちろん近くの交番に届けに行きました。
心なしかガースーに見える
拾得物を届け出たことがある方は分かるとおもいますが、
交番に届けると、何時にどこで拾ったかを聞かれ、
お金がいくら入っているかを一緒に確認します。
その際、拾得者(ここでいう僕)は、5~20%の範囲内で
報労金(お礼金)を権利があり、その権利をどうするか
ということも聞かれます。
権利を放棄した場合は、それで終了です。
権利を放棄しない場合は、自分の名前や住所、連絡先を記入し、
落し物をした方に、自分の名前や住所、連絡先を教えてもいいですよ、
という欄にサインをしなければなりません。
そして、落とし主が現れた場合、報労金の額は、
5~20%の間で、当事者同士で話し合って決めることになっています。
大半の人は、自分の個人情報が見知らぬ人に知られるのは
気持ち悪いという事と、報労金の額を話し合って
決めるのが気まずいということ、
そんな大きな額じゃないので報労金はもらわなくてもいっか、
ということで、権利を放棄するとのこと。
それを丁寧に嘱託の警察官に説明してもらいました。
僕は考えてみました。
僕は財布を拾った。
交番に届けた。
権利をどうするか聞かれている。
しかも、名前、住所、連絡先を
落とし主に知らせる必要がありますよ、と言うと
大半の人がこの権利を放棄するんですよ~っていう
話を聞かされている。
5~20%の間で当事者同士で話し合って決めてくださいね~
面倒臭いでしょ~と暗に言われている。
横に座っている嫁をチラ見すると、
普通放棄するよな?
という目をしている。
心臓発作が起きる一番最悪なタイミングは、
ジェスチャーゲームの最中である。
─デメトリ・マーチンー
僕は閉じていた目をゆっくり開き、こう言いました。
お金ホシイ!交渉したらいいんですね!
僕得意なんですよこういうの!
文句ある?
嫁をチラ見すると「こいつまた悪ノリや」みたいな目をしていましたが、
無視をして、嘱託の警察官と手続きを進めました。
嘱託の警察官に別れを告げ、
落とし主は困っているだろうな~はやく見つかるといいな~と
思っていると、
届けてから2時間後くらいに落とし主から連絡があり、
「今日、財布を拾って頂きありがとうございます!
是非ともお礼をしたいのですが、どうしましょう?」
と丁寧な声。
「5~20%の間で報労金をお渡ししたいのですが
どうしましょう?」と丁寧な声。
「御存知の通り、財布には◯◯◯◯◯円入っていたのですが
どうしましょう?」と丁寧な声。
ここで、僕は不思議な感覚に陥ります。
まとめます。
僕は、財布を拾って交番に届けた。
権利を放棄するかどうか嘱託の警察官に聞かれ、
嫁をチラ見すると「放棄するよな?」という目をしていたので、
それに反抗して「放棄しません!」と主張した。
すると財布の落とし主から電話がかかってきて、
5~20%の間で報労金を
お礼として渡したいと言われている。
どうしましょう?と言われている。
5~20%の間でどうしましょう?
渡したいんですがどうしましょう?
だが、なんだこの感覚は。
5~20%をもらう権利はあるものの、
「おまえガメツイな」と言われているようなこの感覚。
オレは財布をなくしたけど、
お前はひととして何か大事なものをなくしているぞ、
と言われているようなこの感覚。
知るか知るか知るか!
そんなことを考えながら話を聞いていると、
落とし主の方から「20%お渡しするんで◯時に◯駅でどうでしょう?」
との提案。
向こうが最大の譲歩を見せてきたわけです。
僕はそんなつもりまったくなかったわけですが、
切った張ったで様々な修羅場をくぐり抜けてきた
僕から出るオーラがそうさせたのでしょう。
ここではっきりさせておきたいのですが、僕は
5~20%の報労金が欲しいわけでは
全くありませんでした。
そんなん欲しかったら財布拾った瞬間にネコババします。
普通は報労金てもらわないよね、という空気が憎かった。
「権利を放棄せよ」という目に屈したくなかった。
そこはわかって下さい。
ガメツイわけではないんです。
実際に駅の片隅で待ち合わせをし、落とし主と会いました。
拾ってくれてありがとう、と言われました。
そして財布から2割のお金を抜き取り僕に渡しました。
そう僕が拾った財布から。
財布を拾って交番に届けたあたりでは、
今日はいいことをしたな!くらいに思ってました。
今は、なんか悪いなと思っている。
この微妙な心の移り変わりを、
誰かに伝えたくて、生涯を共にすると決めた嫁に打ち明けました。
得体のしれない罪悪感に苛まれている僕の心理を
細かく、細かく伝えました。
すると嫁は僕にこう言いました。
「まあ、落とし主もあなたに拾われて良かったと思うわよ。
財布を落としたら普通は返ってこないもの。
報労金を受け取るか受け取らないかはどうでも良いこと。
そんなことより、
薄暗い駅の片隅でお金のやり取りをしているのを、
はたから見ていただんだけど
あなた、
ドラッグディーラーみたいだったわよ。」
さげぽよ~~!
P.S.参考知恵袋
「24歳大学院生」の幼稚な実態を目にし、
成人は「25歳」に引きあげるべきとの
考えを強くしましたってどゆこと~