アダムはリンゴを食べたかったから食べたのではない。 禁じられていたからこそ、食べたのだ | ハートストリングス@ルポゼ

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川井郁子ハートストリングスや心に残る言葉を紹介

アメリカの小説家:マーク・トゥエイン
「アダムはリンゴを食べたかったから食べたのではない。
禁じられていたからこそ、食べたのだ」


キリスト教の歴史が深いヨーロッパを旅すると、
必ずと言っていいほど、
アダムとイブの物語に出会います。
例えばクリスマスツリーに
リンゴやボールを飾る。
これはイブが最初に食べた果物だから
と言われています。
エデンの楽園を追われる
アダムとイブの絵は
美術館でもみかけます。
蛇にそそのかされて、
最初に禁断の実を食べてしまったのはイブでした。
そして美味しい、貴方も食べてみて、
と言われてアダムも食べてしまいます。
それはリンゴが美味しそうだったからでも、
喉が渇いたからでもありません。
アダムがリンゴを食べたのは、
それが禁じられていた果物だったから。
これが人間の犯した最初の罪で
神の怒りを買いました。
人間は、この罪を背負っていつも神に許しを請う存在になってしまいました。
アダムとイブの物語からは、
人間の本質というものが伝わってきます。