第百四十一章143)リスキリング:ベトナム語編126 | tntのブログ

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第百四十一章143)リスキリング:ベトナム語編126

<ベトナム人経営会社の専門業務支援

-損益分岐点とキャシューフロー補足-

○前回参照先のURLについては実はあまり

 実践的とは言えません。その理由は内容

 が詳し過ぎること、専門的過ぎるからで

 す。筆者は自作でもっと簡明で実践的な

 内容のものにしています。

 

 その違いは、

 1)目標数値から逆算して算出する内容

   としてること。

   損益分岐点計算も必要ですが、それ

   より前に幾らの純利益が欲しいのか

   を前提とすることです。そしてその

   目標を達成した時に、従業員と役員

   に対して幾らの成功報酬(ボーナス)

   を払うかということまで事前に明確

   にすることです。誰のための分岐点

   計算なのかを明確にします。もっと

   突き詰めると、その利益は自社だけ

   のものではなく、取引先や地域など

   の関係者にさえも還元すべきもので

   しょう。

 

 2)小規模企業に不要な要素は一切省略

   していること。前回紹介したURLの

   中にはあまりにも教科書的過ぎて現

   実には必要でない要素や項目が多く

   含まれています。そういうものは不

   要です。また、経理のことをあまり

   知らない経営者や、現場従業員でも

   直観的に分かる内容にすべきです。

   専門家ぶらないで平易で簡明な内容

   まとめた方が賢明です。世の中の専

   門家と言われる人達の大半はそのこ

   とに気が付いていても、自分の立場

   が弱くなるので、場合によっては明

   らかに嘘のような内容が含まれてい

   ます。ですから、私は原則として専

   門家の意見は尊重したり参考にしま

   すが、信用していません。最低3者

   の意見を聞いてから判断します。

   Chat GPTも頻繁に使いますが、あま

   り信用していません。実際に、その

   プロンプトの内容(質問の仕方)で

   全く真逆な結論が出てくることがあ

   ります。

   

 3)損益分岐点に関しては将来目標利益

   をまず考えましょう。

   同様にキャッシュフローについては

   最低減必要な手元現金資金目標金額

   を設定してから考えることにしまし

   ょう。即ち、まずは目標とか着地点

   を自分が分かるやり方で計算した上

   で設定するのです。

 

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第百四十章142)リスキリング:ベトナム語編125

<ベトナム人経営会社の専門業務支援

-売上計上部門及び現場管理部門への質問-

○この質問内容を提示することで「気づき」

(実質的にどんなに経験豊富な人材でも、

 絶えずリスキリングする時代に入ったこ

 を実感してもらうこと)が必要です。

 

 特に、採算分岐点を意識してもらうこと

 と、キャッシュベースの考え方、投資と

 リターンの関係などを学んで欲しいです。

 

 

 

 

 

 当社にも、とても優秀な人材がいます。

 しかし、優秀であることを本人も周囲も

 知っているがゆえ、リスキリングの伝え

 方には工夫が必要です。その理由はその

 人物のプライドを傷つけないように配慮

 しなければならないからです。一方で、

 そのようなことに関わらず、いつまでも

 無知であっては困ります。

 

 事例として、説明すると...営業や現場管理

 に強いけれど、経営数値に弱い、キャッシ

 ュフローまで考える余裕や知識が薄いとい

 うことです。この場合、管理部門としては

 事業の予測や結果の評価が困難となり、そ

 の事業をどう改革すべきかが困難となりま

 す。小規模企業でありがちな、丼ぶり勘定

 経営となります。

 

 

 

 

 

 特に、当社のようなベンチャー企業であり、

 実質的に創業3年に満たない会社の場合は、

 その当たりの数値化予測が難しいです。

 

 そこで、まずは、下記の質問から入ること

 にします。

 

 1)過去の実績の確認:

   売上・仕入・販管費・粗利・営業利益

   純利益の過去の成果の分析。

   そのために必要な情報の質問を投げか

   けること。今回は省略。

 

 2)今月から予算制度を導入することを伝え、

   そのための予算数字の提示を義務化する。

 

   ➡これまでのやり方では予算数字の内容

    が曖昧であったり、その成果数字内容

    も不明瞭でした。また、部門別、市場

    別、店舗別、個人別の労働生産性など

    のデータの提示やその分析も不十分で

    した。

 

   ➡➡①期間単位を明確にする。

      ・都度単位:緊急時案件限定

       顧客クレーム・当局査察時及び

       事故発生時

      ・毎日単位:現場管理案件

       日報・出勤簿・現金出納帳

       会計ソフト入力期間単位

      ・毎週単位:現場管理案件

      ・毎月単位:5月

      ・四半期単位:5-7,8-10,11-01月

      ・1年単位:残り8ヶ月予算確認

      ・2年単位:中期経営予算用

 

     ②報告数字の内容を明確にする。

      そして、下記のように...

                  a)報告項目を決定する。

      b)報告期限も決定する。

      c)報告担当も決定する。

       .....報告担当とその確認担当も。

      ..その理由も明示すること

      即ち、報告義務の大義名分を熟知

      してもらうこと。その目的とは..

      ・1~3ヶ月資金繰り予算案作成目的

      ・賞与/昇給インセンティブ予算案作成目的

      ・税務(消費税/法人税)対策目的

      ・労基/入管/行政司法査察対策目的

      ・将来予算のための戦略戦術策定目的

      ・組織/役割分担/職務定義見直し目的

      その数値項目は..下記内容でキャッシュベース

      ・売上予定

      ・仕入予定➡粗利予定

      ・経費予定➡営業利益予定

      ・税額予定➡純利益予定

       であり、その詳細分類項目は、

       ○事業部門別:事業部事業会社別

        営業部門か・管理部門か

       ○部門以下の組織別:課・係・班

       ○地域市場別

       ○各店舗別

       ○外注会社別

       ○担当個人別

 

...前提:残念ながら、現場系が長い管理者の場合、

    通常、経営系経理系の知識が無知である

    場合が多いのでその部分を徹底的に理解

    できるようにしなければならない。

    予想される無知の部分を前提として実質

    的なリスキリングを実践を通じて習得し

    てもらうこと。