依頼者は、Yさんとおっしゃいます。
ボランティアKさんの紹介です。
ターゲットは、ある施設の駐輪場にご飯を食べに現れる茶白猫さんです。
この現場には、3匹の猫さんがご飯を食べに来ていました。
そのうち、すでに2匹の猫さんの捕獲、保護を完了されました。
現在、その2匹は、それぞれ里親さんの元で幸せに暮らしています。
そして、今回のターゲットの茶白猫さんにも里親さんが決まっています。
そのため、Yさんたちが茶白猫さんの捕獲を試みられましたが、あと一歩のところでうまくいきませんでした。
猫さんのご飯の時間は、8時過ぎです。
茶白猫さんは、早くから姿を現しているという情報をYさんからいただきました。
私は、6時半に現場へ到着しました。
ターゲットの猫さんは、まだ現れていないようです。
私は、すべての準備を済ませ、車で待機しました。
7時半になり、施設のオーナーらしき男性がいらっしゃり、打ち合わせをしました。
こちらのオーナーは、今回の捕獲作戦にとても協力的な方です。
私は、オーナーにお願いし、仕掛内に猫のご飯を入れていただきました。
それから、15分ほどが過ぎました。
施設の向かい側に民家があり、その庭の垣根を乗り越えて、ターゲットが現れました。
そして、そのまま仕掛けに入り、ご飯を食べ始めました。
ロックしました。
捕獲後、茶白猫さんを施設で用意して下さった捕獲器に移し替えました。
この施設では、なんと、これまでに約80匹の猫さんたちのTNRを完了されているそうです。
ここは、人にも動物にも優しい施設でした。
帰りの道中、出勤されたYさんから、お礼の電話をいただきました。
Yさんは、とても喜ばれていました。
茶白猫さん、家猫になれてよかったね。