依頼者は、Tさんとおっしゃいます。
朝の依頼者もTさんでしたが、まったくの別人です。
ターゲットの白っぽい猫のTNRは、すでに終了しています。
最近、Tさんは、その子の左目が白く濁っていることに気付かれました。
そのため、一刻も早く病院で診察を受けさせたいとおっしゃています。
Tさんからは、猫ご飯の時間は21時頃と伺いました。
が、Tさんが行くとそれより早い時間であっても猫さんたちは、どこからともなくワラワラと姿を見せるそうです。
そこで、Tさんと打ち合わせた結果、20時からの作戦開始となりました。
私は、19時過ぎに現場へ到着しました。
あらかじめ、猫ご飯の場所をTさんから教えていただいたため、所定の位置に仕掛けを設置しました。
いつの間にか耳カットがある大きな茶猫がやって来て、室外機の上にゴロンと寝転びました。
ご飯を待っているのでしょう。
19時35分になりました。
ターゲットと思われる白っぽい猫が鳴きながらこちらにやって来ました。
猫は私の仕掛けを見て、「なになに?あれなあに?」という態度を取っています。
そして、そのまま仕掛けに近づき、まだご飯が入っていない仕掛けの中に入りました。
ちょうどその時、Tさんがケージを持参され、現場に到着なさいました。
早速、Tさんにお願いし、仕掛けの中にご飯を入れていただきました。
すぐに先ほどの大きな茶猫がやって来て、ご飯を食べ始めました。
この茶猫はご飯を食べた後もそのまま居残り、ターゲットの猫にチョッカイを出すそうです。
プチストーカーオジサンのようです。
ターゲットの猫は、茶猫を嫌がって逃げて行きました。
茶猫の実らない恋のようです。
そこで、Tさんが茶猫オジサンをご飯で誘導し、ここから離れた場所に移動させました。
しばらくするとターゲットは、茶猫オジサンがいなくなったことを確認し、こちらに戻って来ました。
そして、そのまま囮のご飯を食べながら、仕掛けの中に入りました。
ロックしました。
Tさんは、とても喜ばれていました。
白っぽい猫は、これでやっと治療を受けられます。
お役に立てて嬉しいです。
Tさんのケージに入れ替えて終了しました。
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