依頼者は、「城東区で」のSさんです。
今回は、4匹の猫さんのTNRをする予定です。
ターゲットの4匹は、何度も出産している灰白猫、娘のサビ猫、サビ猫の後に産まれたキジ猫2匹です。
後に産まれたキジ猫たちは、2匹とも親離れしているため、親とは少し離れたエリアで暮らしています。
今回の現場は、団地です。
ターゲット以外にも猫さんたちが居るのですが、この4匹以外はTNRが完了しています。
4匹の猫さんたちは、捕獲器を学習しているそうです。
Sさんとは、本日、18時に現場でドッキング予定です。
私は、いつものように早めに到着し、現場周辺をチェックしました。
その時、どこかで猫の鳴き声がしました。
声が聞こえた方角に行って見ると、小柄なキジ猫が2匹居ました。
おそらく、今回のターゲットでしょう。
私は、早速、仕掛Aを用意しました。
まず、キジ猫Aの捕獲が完了しました。
しかし、キジ猫Bは警戒しています。
仕掛けを代えようとした時、Sさんが到着されました。
そのままSさんに母猫と娘のサビ猫が居るエリアに案内していただきました。
1匹ずつ他の猫に見つからないように捕獲する作戦です。
まず、娘のサビ猫に見つからないよう、仕掛Bで母猫の捕獲を完了しました。
サビ猫は、最後に捕獲することにしました。
その後、先ほどのキジ猫Bの方に戻りました。
キジ猫Bは、人の姿を見るとサッと車の下に隠れました。
私は、仕掛けBを設置し、離れた場所から様子を見ました。
しかし、キジ猫Bは、仕掛内のご飯に気付きません。
しばらくして、キジ猫Bは、仕掛けの方に近付きましたが、人が通るとすぐに車の下に隠れてしまいます。
そういう動作を何度か繰り返し、キジ猫Bは、やっと仕掛けの方まで寄って来ました。
そして、仕掛内にご飯があることに気が付いたようで、徐々に仕掛けの奥に入って行きました。
ロックしました。
残りは、サビ猫だけになりました。
私は、仕掛Dを設置しました。
サビ猫は、仕掛けからかなり離れたところに居ました。
Sさんにお願いして、仕掛けの中にご飯を入れていただきました。
サビ猫は一直線に仕掛けの方にやって来て、ご飯を食べ出しました。
ロックしました。
現場には、Sさん以外の餌やりさんがお二人いらっしゃいました。
みなさん、とても喜んで下さいました。
驚くことにSさんは、城東区からバスと電車を乗り継ぎ、1日おきにこの場所に通われ、猫さんたちに給餌されています。
なぜ?不思議。
実は、Sさんは、以前はこちらにお住まいだったのです。
こちらの現場の餌やりさんがご高齢のため、給餌が大変だと感じられたそうです。
なかなか実行できることではありません。
頭が下がります。
そして、捕獲が完了した4匹の猫さんたちをそのまま病院に搬送し、終了しました。
母猫
娘
後で産まれたキジ
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