再リベンジ | TNRアシストのブログ

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猫ボランティアさんからの依頼で手作りの仕掛けで捕獲のアシストをしています。

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7月13日、大阪の公園に行って来ました。


公園猫のTNRのための捕獲です。

この現場には、8匹以上の猫がいます。


ボランティアさんが頑張られ、TNRを進められました。

ですが、後、1匹が未手術です。

ターゲットのキジ猫は、植え込みの中でご飯をもらっています。

なぜかと言いますと、このキジは、かわいそうに姉妹で他の猫にいじめられ、意地悪をされているからです。

とくに「大ちゃん」という雄猫がこのキジ姉妹を待ち伏せをして、わざと餌場に行けないように道を塞いだり、喧嘩を仕掛けたりします。

キジ姉妹はご飯を食べずに逃げる時もあり、いつもおびえて、他の猫をこわがっているのです。

そのため、ターゲットのキジ猫は、ご飯を食べる時に植え込みから出て来ないのです。

キジ姉妹のうちの妹の方は、すでにTNRが完了しています。

そのせいでしょうか、ターゲットのキジ猫は捕獲器も学習してしまいました。

ターゲットに怪しまれないような方法でないと捕獲は難しいのです。



本日は、15時過ぎに現場に到着しました。

今回のために作製した仕掛けを現場で最終調整しました。

後は、キジ猫が現れることを待つだけです。

〇〇会のNさんも合流し、餌やりさんも17時頃にいらっしゃいました。

いつもの猫メンバーは、餌やりさんの姿を見るとすぐに集まり、ご飯をもらっています。

ターゲットのキジ猫は50メートルほど離れた場所にいることが確認できました。

が、餌場にはやって来ません。

しばらくの間、猫メンバーたちの食事が続きました。

18時半頃、他の猫たちがご飯をたらふく食べ、それぞれに散らばった後にターゲットのキジ猫に動きがありました。

キジ猫は、少し進んでは止まり、植え込みの中でこちらの様子を見ています。

無理もありません。

大ちゃんがキジ猫をいじめると他の猫たちまで一緒に姉妹をいじめるため、おびえてしまっているのです。

そのため、なかなか、餌場には来ないのです。

餌やりさんにキジ猫の気を引くご飯を用意していただきました。

その効果があったのか、キジ猫はやっといつも餌場にしている植え込みにやって来ました。

今回は、餌やりさんにそこから仕掛の方に向かって、さらに誘導していただきました。

このキジ猫に合わせて製作した新捕獲器を使えるタイミングは、1回限りです。

その一瞬を逃せば、もう次はありません。

まだ、焦ってはいけません。もう少し・・・

さらに、タイミングを待ちました。


そして・・・

やっと捕獲の射程内にキジ猫の体の焦点が合いました。

捕獲、完了!

思わず、「ヨッシャー!」と声が出てしまいました(^o^;)

一目散にNさんも駆けつけて来られました。


Nさんは、泣いておられました。

このキジ猫の捕獲が4年越しに完了したからでしょうか?
確かに4年は長いですね。

今回は、とくに餌やりさんのご活躍で、長年捕まえることが出来なかったキジ猫を捕まえることが出来ました。

みなさん、本当にお疲れ様でした。

個人的には、「キジ猫がTNR後に姉妹ともいじめられない方法はないかな~」と思ってしまいます。


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