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7月8日、後ろ足が折れている白黒猫の保護のため、神戸市中央区に行って来ました。
この猫は、あるお家のおばあさんの玄関先でご飯をもらっています。
このおばあさんには近寄って来ますが、他の人を見ると逃げてしまいます。
障害がある猫のため、一刻も早く保護をしたいとボランティアさんが、おばあさんのお家の前に捕獲器を仕掛けました。
しかし、白黒猫が仕掛けのご飯を食べようと身体を半分ほど仕掛けの中に入れた時、いきなりお婆さんが猫のお尻を押し込もうとしたそうです。
その結果、逃げられました。
それから白黒猫は、仕掛けを避けるようになったため、ボランティアさんから私に依頼がありました。
まず、1回目の捕獲決行は、7月4日の真夜中から朝方まででした。
白黒猫は2時半頃に一度、同行のボランティアさんがちらりと姿を確認しました。
が、すぐに居なくなり、その後は姿を見せなかったため、保護が出来ませんでした。
2回目の本日こそ、何とか捕獲を成功させるつもりです。
「夕方の方が白黒猫が現れる確率が高いのでは?」とボランティアさんからの提案があり、 現場に15時半頃に到着しました。
すでに依頼者のボランティアUさんとTさんが到着されていました。
その後、Mさんも合流なさいました。
依頼者さんと打ち合わせ、万を持して餌やりのおばあさんの家の前に仕掛けを設置しました。
おばあさんの家の前は道幅の狭い通路ですが、意外とたくさん通行人がいます。
そのためでしょうか、白黒猫が姿を見せた時には、もう日が暮れ始めていました。
しかし、白黒猫はすぐに姿を消し、その後、長時間経っても姿を見せません。
どこに行ったのでしょうか?
「今日は、もう諦めないと駄目なのか」と思うほど長い時間が過ぎました。
それでも白黒猫は、現われません。
さらに時間が経過し、やっと20時半頃、仕掛けの傍に白黒猫が姿を見せました!
が! なんと!
おばあさんと一緒に暮らしている四匹の猫のうち、いつの間にか2匹が外に出ていたのです。
そのため、おばあさんは家から出て来て、自分の家の猫が車の下に潜ると懐中電灯と箒を持って周囲をウロウロなさいました。
その行動を警戒し、白黒猫は、またどこかへ行ってしまいました・・・
Tさんがおばあさんに何度も注意をなさい、お家に入っていただきました。
それからさらに時間が経過しました。
ひたすら待ちました。
まだか、まだか・・・
ようやく、来ましたぁ!
幸い周囲には、おばあさんもおばあさんの猫も通行人もいません。
白黒猫は、仕掛けの匂いを嗅いで中に入りました!
私は、いつでもロックが出来るように心の準備をしました。
さあ、と深呼吸をしたその時です。
いきなり、白黒猫が飛ぶように逃げていきました。
なんと、お婆さんの家から猫が飛び出して来たからです。
ああ~ なんてことでしょう。
家の引き戸が開いたままです(*゚Д゚)
力が抜けていきました。
後、一分ほど家の猫が出て来るのが遅ければ、後ろ足に障害がある白黒猫の保護が成功したはずです。
もう、ガッカリです。
またしばらく、ターゲットは出て来ないでしょう。
しかし、白黒猫は一度、捕獲器に入っているため、邪魔がなければ成功するはずです。
もはや、神頼みしかありません。
「白黒猫さん、もう一度来て下さい」と必死に祈りました。
祈って出てきたら苦労はしません。
が、やって来ました!!
白黒猫の障害がある後ろ足をよく見ると、血が出ています。
早く何とかしてやりたいです。
しばらくして、白黒猫は仕掛けに入りました。
ですが、ご飯を食べ始めるまで我慢です。
息を止めて集中しました。
タイミングを間違うと逃げられます。
今回の捕獲を逃すと、かなり時間をおかなければならず、白黒猫の後ろ足はさらにひどい状態になるかもしれません。
ドキドキしながらチャンスを待ちます。
邪魔が入らないことを祈りながら。。
白黒猫が、ご飯を食べ始めました。
ようやく、ロックが完了しました。
白黒猫をボランティアさんが用意したキャリーに移し替えました。
今回は、苦労をしました。
まぁ、おばあさんに悪気はないので、仕方がないことですが。
後日、ボランティアさんに白黒猫の足の写真を送っていただきました。
かなり、ひどい状態です。
おそらく、交通事故で足が折れ、そのまま骨が固まり、不自由なまま無理やり生活していたため、さらに痛めてしまったのでしょう。
早く治療をしてもらい、良くなって欲しいです。
相当な痛みを我慢していたのだろうと思うと不憫でたまりません。
保護が出来て、本当に良かったです。
白黒猫が幸せになりますように。。
神戸のみなさま、お疲れさまでした。
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