月を支える闇Ⅱ 6 | 騎怒愛楽な毎日

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ファンザーディスが地下に居り、眼の前にある1つの扉を開けた





そこには、顔が恐怖の色で塗りつぶされた男女が居た

二人とも眼隠しをしている





男性の方は、今もなお何かから逃げるように必死でもがいている

きっと男性は、逃げられないと分かっているだろう





女性の方は、ファンザーディスが入って来た瞬間から

今から己の身に降りかかるであろう恐怖を感じ取り、ガタガタと震えている



その震えは、今にも音として耳に届きそうなほどだ






 「やぁ、諸君。 君たちにはどんな力があるのかな?」






そう言った瞬間、2人の行動がピタリとやんだ






 「ぼ、僕の体にはダイヤモンドがあります」





 「なるほど……」





 「私は、自分の体のいたるところから刀を出すことが出来ます」





 「君は、戦闘向きだね」





 「ありがとうございます」





女性は目は隠れているものの、口元から表情がうかがえる

その表情は、なんとも嬉しそうだった




 

このセバイルファミリーの調教の方法は

調教部に恐怖を教え込ませ、ファンザーディスと直属の部下3人が

優しく接し、安心、信頼を教える





こうして、玩具はみんな



 (ファンザーディス様は、いい人だ。 あんな、怖い思いはしなくていい。 信頼していいんだ。 この人の為なら何でもしよう)





こう、洗脳されるのだ





底知れぬ恐怖から救ってくれた大恩人、それがファンザーディス





こうして、恩人の為につくそうとすることによって

ファンザーディスの部下が増えて行くのだ






セバイルファミリーの部下の異常なほどの忠誠を誓っている






そして、それは様々なファミリーに知られているが

どうやって部下が出来るのかは、一切分かっていない






それは、セバイルファミリーの屋敷

つまり、本拠地がこの世界、この次元に無いからだ





目撃者はもちろんいない


目撃者がいたとしても、屋敷を出るときにはファンザーディスに忠誠を立て口外することは無い






こうして、セバイルファミリーのヒミツは守られてきた




そして、セバイルファミリーの新しい部下として目をつけられたのがナルバンファミリーだ






もともと、セバイルファミリーの部下は全員どこかのファミリーを吸収して出来たものだ





しかし、今となっては喜んで部下になるファミリーはない

昔はその実態を知らなかったファミリーが、傘下に下るという形で部下になった







ファイナは必死で、ファミリーと己を救うために

打開策を夜な夜な寝ずに考えていた














































――――――





うーん、なんだかわからない方向に行っている気がする

なんか、危うい表現が多いよ!?




でも、この世界のどっかにはこの状況とあんまり変わらない人もいると思う

私たちが、知らないだけでね……





暫くは、ジェルソンファミリーの絡みは無いですねι

セバイルファミリーとナルバンファミリーの決着がつくまで、付き合ってやってください


















管理人



























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