ピストンゲット

これもヤフオクで調達。当初狙っていた商品は競り負けたのですが、もっと良さそうなやつがあったので落札シリンダーヘッドとシリンダーもセット。とりあえずストックしておきますが、エンジン組み上げ後、慣らしを終えた段階で問題が生じていなければ売りさばきましょう

まあ、75点というところでしょうか。直径、ピストンリングのサイドクリアランスも規定値内、目立った傷も無いのですが、カーボンを落とすときにかなり頑張って磨いたのでしょうか、ピストントップがツルツルです。


サビと傷が落ちるくらいまでホーニングしましたが、内径が長いところでも使用限界まで0.07mmぐらいあります(写真のダイヤルゲージは70.20mmを0に合わせています)。これは使うしかありません

組み上げ
目の前の鉄の塊が、エンジンとして動くことが想像できるこのあたりの作業が、エンジンを開けて組み立てる工程中、もっとも楽しいです
ちなみに、ウエスには着れなくなった子供服を使っています次うまれた子供用にと、とっておきましたが、さすがにもう一人ってことは無いと思いますので
子供服って割高ですよね…使う布は少ないし、すぐに着れなくなるし、なのに大人用と変わらない値段だし…
空気一変
ルンルンで組み上げていたら…大変なことが起こりました
カムチェーンテンショナーのピンを固定するベータピンをクランクケースに落っことたのです
本来、穴という穴にはウエスなどを詰めて、万が一のことがあってもクランクケース内に異物が入らないようにしなければなりませんが、それをしていませんでした。完全に私の慢心が招いた事態です


パニックに陥って、せっかく載せたシリンダーをおろしてマグネットツールを入れては出し、先端を確認することを何十も繰り返し、成果がないことが分かると、クラッチカバーを外してクランクケース右側から同じ作業を繰り返し、それでもダメとわかるとエンジンオイルを入れては出して、オイルにベータピンが入ってないかを確認し…2時間くらい悪戦苦闘したでしょうか、辺りも暗くなってきたので、敗北感と後悔の念に苛まれながらホークにカバーをかけて、手を洗い、家に入りました…生気が抜けていたことが誰の目からも明らかだったようで、子供たちに「パパどうしたの?」と何度も聞かれました
心配をかけて申し訳無いことをしました…
メソメソしてないで、対応を考えましょう




