バルブシート…
悲劇はまだ続きます…
写真だとわかりづらいのですが、バルブシートの一部が大きく破損しています
傷が消えるぐらいまでカットしたら密閉を保てないであろう深さです…内燃機屋さんに頼めばシートリングの打ち替えをやってもらえるんでしょうけど、なかなかのお値段
バルブスプリングの調達も必要なので、やはり中古のシリンダーヘッドを調達するしかありません



不幸中の幸?
400ccホークのシリンダーヘッドをオークションで探すと、玉数はたくさんありますしかも、どれも手頃と言えなくもない価格。即決で5,000円以内で手に入るものだってあります。ホークって、現在では人気車だと思ってるんですが、どうしてなんでしょう
比較されることの多いGS400とかだと、こんな価格でシリンダーヘッドが手に入ることなんてまずありません。
ポチっと
ってなわけで、
シリンダーヘッドを購入
運良く競らずに落札できました
カムホルダーがキレイ




対して、燃焼室のカーボン蓄積は凄まじいです…カーボンを噛んでシートが傷付いていたら、また他のシリンダーヘッドを探さなければなりません
エキパイのフランジを固定するスタッドボルトも曲っています
嫌な予感…



ブラックに塗装されているので、スーパーホーク3以降のエンジンでしょうか?

しかしまあこのホーク、腰上のムービングパーツで問題無かったのはピストン本体とカムシャフトだけでした…これまで、オークションで購入したバイクや自動車でハズレをひいたことは無いと思っていましたが、今回はさすがにオークションの闇を見た気がします。そして何より恐ろしいと思ったのが、このようにいつエンジンブローしてもおかしくないような状態でも、ある程度は調子良く走ってしまうということです
少しの異常を放置して乗り続けていたら…と思うとゾッとします


つづく