いくら調整しても、スロットル開度1/4〜1/2ぐらいでボコつきますキャブだけが原因ではないかもと思い、後でやろうと思っていた腰上の手術もやってしまいます写真を撮り忘れたのですが、右エンジンの圧縮が10.5kg/cm2まで下がっています。マニュアル値が13±2kg/cm2なのでまあ、くたびれちゃってるんでしょうね…
オープン
タペット調整のために開けたばっかりなので、カムカバー内はキレイです
ボルトを外します。驚いたことに、ホークのエンジンはカムホルダー、シリンダーヘッド、シリンダーが同じ通しボルトで固定されていますなので、カムを取ったらヘッドとシリンダーのガスケットも多少浮くことになります。カムがローカムかそうでないのか確かめたくても、カムをすぐに外さなかったのはこれが理由です。
朗報!
カムを外してすぐにカム山の高さを測定しました。すると…
余裕の37mmオーバー間違いなく通常カムですスロットル1/2からの加速感は後期カムを組んだGS400のそれを凌いでいましたから、30ps未満なんてことは無いと思っていましたが
異国の地でアウトバーンをかっ飛ばしていた前オーナーに感謝
カムホルダー
100点とまではいきませんが、かなりキレイだと思います
前述の理由から、新しいガスケットを組む前にジャーナルのクリアランスを確認します。
4箇所同じ感じ。限界値を大幅に下回り、かつ締め付けたあともカムが指で軽く回せます。グッド4サイクルエンジンの心臓部(だと私が考えている)ですから、この状態を確認できたのでだけでも車両としての価値が1.5倍(肌感)になったと言えます
(続く)