フロントフォークのオーバーホールが苦手なかたに見てもらいたい記事(つづき) | 多趣味貧乏バイカーのブログ

多趣味貧乏バイカーのブログ

バイクをはじめとする趣味のブログ

  分解

ボトムボルトを緩めたら、フォークを車体から下ろし、トップキャップを外します。ホークのフォーク(w)のトップキャップは二重構造になっています。



  シール外し


適切な道具が無いと、案外手こずるところです。無理してアウターの内径を傷付けないように…ふとん1

  みんな大好き

シールが外れたら、いよいよ新しいシールを打込みます。ここをミスると作業効率が下がるばかりかシールの耐久性が落ちて、数カ月後にまた同じ作業をすることになります。苦手なかたが多いと思います。私も以前はそうでしたショボーン

ちなみに、交換部品は国内メーカーの純正品を使いますが、同等品があればできるだけ安いものを使っています。シールはホンダが安いですが、ボルト、ガスケットはスズキが安かったので今回はこのセット。33mmのシールはホンダが安いので、GS400やGT380にもホンダのシールを使っています。


  均等に。ただそれだけ


全周均等。コツはそれだけです。インストーラーを使う前に手で入るところまで入れます。

↑これぐらいまでは手で入れられます。ここまで入れたら、インストーラーで叩き入れます物申す


スナップリングがはまる溝が見えるところまで叩きます。一度ストロークするごとに浮いている所を確認し、そこに力がかかるように次のストロークをします。うまくやれば20ストロークぐらいで完了します。力は入りません。もし、100ストロークぐらいやっても、手が痛くなるぐらい叩いてもダメなら、勇気を出して引き返しましょう。一度やり直したぐらいで純正品のシールはダメになったりしません。

  あとは

規定量のオイルを入れて元に戻すだけです。この時も、ボトムのボルトはインパクトレンチを使わず、車体に取り付けてから規定トルクで締め付けます。仮止めの状態でもオイルがポタポタ垂れることはありません。少しの滲みだって許せないとおっしゃる方は、多少工程は増えますが、ボトムのボルトを締め付けてからオイルを入れましょう。