昨年秋、アンちゃんのお葬式の記事にあるコメントを頂きました。
「幼くして亡くなる子は神に近い存在なのです。たった6ヶ月ではなく、6ヶ月も特別な子と一緒に過ごせたことをどうか感謝してください。」
と書いてあり、ある本を教えてくれました。
そのコメントを見て、お別れの直後はなかなかそんなふうに思えず受け入れることができませんでした。
ですがその言葉が頭の片隅にずっと残っていて、ようやく購入し読んでみました。
アンちゃんが亡くなって9ヶ月経った今だから読めたのかもしれません。
本の内容を一部紹介したいと思います。
【幼くして死んでいった子供はその使命として何を伝えに来たかというと、残された人に対して
「悲しみを伝えに来た」
のです。
悲しませるためにこの世に生まれ、早く死んでいった。
そういうことに他なりません。
生まれ代わりの回数の多くなった人は、それよりもさらに生まれ変わりの回数の多い魂の持ち主を子供として迎えることになります。
そしてその生まれ変わりの回数が100,000回のうちの99,000回位に達した霊格が非常に高い子どもは、霊格の高い親に対して、人間の中で最大の悲しみを与えに来るのです。
それは子供を幼くして亡くすということです。
この悲しみは、人間としてこれ以上ないほどの悲しみを与えます。
その悲しみをも笑顔でその人生の中で乗り越えられるかどうか、その現象で問われているのです。
その最大の悲しみを与えるために勇気ある戦士である魂が
「僕が子供として行きます」
「私が娘としていきます」
と手をあげ、自分から望んでその人の子供として生まれ1番かわいい盛りで死んでいく…
という悲しみを残していきます。
そういう悲しみの体験を通じてその親は、悩み苦しみ、辛い思いをしている人たちの人生相談に乗ることができ、その人たちに優しいアドバイスができ、心温まる言葉でその人を励まし慰めることができるに違いありません。
そういうことをやらせるために、そういう立場になって欲しいがために、人間がこれ以上味わえないであろう最大の悲しみである、1番かわいい盛りの子供を亡くすという現象を見せに来ているのです。
その霊格の大変高い、神になる直前の子供は70年80年の修行の時間を必要としていません。
残された親は、魂レベルがかなりのところまで来ているので、その「最大の悲しみ」を乗り越えて笑顔になるというテーマを自分で設定してきました。】
この内容は今なら受け入れることができました。
生まれ変わりのことや、生まれ変わりの回数のことは前から興味があり信じています。
自分が霊格が高いかどうかは分かりませんが、アンちゃんが神に近い存在というのは信じます。
【過去10年、300人ぐらいの母親が現れて話をされました。
「子供を幼くして亡くした。とにかく忘れなくて辛い」
300人がみんなそれを長い間思い泣いているのでした。
その300人全員に対して私は同じ質問を3つしました。
1、自分たちの子供とはとても思えないほどに、容姿の良い可愛い子供ではありませんでしたか。
2、自分たちの子供とは思えないほどにとても頭の良い利発な子供ではありませんでしたか。
3、自分たちの子供とはとても思えないほどの性格はよく周りの誰からも愛される子供ではありませんでしたか。
ほぼ全員がその通りです、と答えるのです。
その子供たちは神に近い子供なので、同じ遺伝子を持っているのにその親に似ていない。見た目が良くて頭が良くて、性格もいいという3拍子が揃っているのです。】
親バカですが、私も
「その通りです。」
と言ってしまうと思います。
それくらい、今思い返しても手のかからない、病気の中でも笑顔と愛嬌たっぷりの子だったのです。
そして何よりも、私たち親を成長させるために試練を与えに来たというのも納得なのです。
アンちゃんと出逢えた幸せよりも、失った「悲しみ」の方がやっぱり深いのです。
アンちゃんは「悲しみを与える」ためにやってきたというのが、妙に腑に落ちるのです。
アンちゃんが亡くなった意味を受け入れることで、
「何で私が?何でアンちゃんが…」
という気持ちが少し落ち着きました。
私も私自身が選び、プログラムした人生を歩んでる…
そう受け入れることが、心の平穏につなが
るのかもしれません。
生まれ変わりの回数とか、霊格が高い方が試練を与えられるなんて、酷い話だと思う私もいますが、
アンちゃんを失いたくなかったと神様を恨みそうにもなりますが、
アンちゃんがこの世に生まれた使命を果たせるように、前を向いていこうと思います。
「抗う」よりも、「受け入れる」ということを、意識して生きていきます。
その方が楽に生きれそうです。
旦那さんの携帯にあった写真。
旦那さんはアンちゃんが自分をジロッと見る目が怖かったと言います。
「すべてを見透かされてるような気がする」そうです(笑)
確かに迫力あります。旦那さんが意識のあるアンちゃんに会った時の最後の写真です。