ブランドのメニュー選定について | 飲食業で生きていく、飲食業と生きていく

飲食業で生きていく、飲食業と生きていく

読めば少しだけ小さな幸せを感じられる。身近な出来事を書いています。日常の過ごし方や、考え方による「感じ方」そのものを意識することで、もっと毎日は素敵になっていく。目の前の人、たった1人を笑顔にする。それが世界平和への貢献だと思っています。

サイゼリヤに行くといつも思い出す言葉があります。

 

「サイゼリヤおいしいから売れるのではない。売れているのがおいしい料理だ」

 

創業者である正垣さんの言葉です。

 

この言葉は自分たちのブランドを見るときに、指標とし、大切にしている言葉でもあります。徹底したお客様本位のスタンスを学ばせていただきました。

 

ABC分析をしたり、品切れの傾向を見る場合でも、この言葉を念頭に置き、自分たちの感覚と、お客様の満足と期待をくみ取ろうとしています。

 

本を読めばたくさんのことが書いてありますが、一番印象に残った言葉は、今も自分の中に生きています。

 

最後に、この著書のタイトルに込められた意味を引用して終わります。

 

「自分の店の料理が美味しいと言ってはいけない。なぜなら、自分の店の料理をうまいと思っていたら、売れないのはお客さん、景気が悪いということにしてしまう」ということ。「良いものは売れる」という考え方は昔の天動説と同じであり、もう改善を進められなくなってしまうと、自らを戒めている。