拒食・過食・過食嘔吐・・・
「治さなくては」「食べ吐きはいけない」と症状を無理やりなくそうとしてもうまくいかない…
症状は発しているメッセージに耳を傾けることが大事。
体型へのこだわりはどこから来ているんだろう?
なぜ過食がやめられないのだろう?
どうして食べ吐きする事が必要なのだろう?
症状というかさぶたの奥には、どんな傷がうずいているのだろう?
摂食障害はかさぶたのようなもの…
症状だけをみてびっくりしないこと。かさぶたは、傷を覆うのに必要だからそこにある。
必要がなくなれば、自然にはがれます。無理やりはがしても、傷口はまた治るのに時間がかかります。
かさぶたはそっとしておくことが大事。
食べ吐きという症状にとらわれると、むしろ核心から遠ざかってしまい、なかなか症状から抜け出せなくなってしまう。
例えば、
ずっと成績優秀で、体型もスリムであるべきと考えて、そのことが周りも望んでいるし自分にとっても良いことであり、その「良い子」になるために努力を続ければ、やがて窮屈になる。自分を解放したくなる。一気に過食する。
そして「悪い子」になってしまった自分を責め、その自責に耐え切れず、過食する。そして吐く。
というサイクルがあると思います。
このサイクルの中で、”自分は今のままではだめだ”という声が、心の中に絶えず響いて、自分を傷つけ、縛っているからこそ、開放・癒されることが必要なのかもしれません。
今は食べ吐きが必要だからやっているんだと受け入れるところから始まるのかもしれません。
回復するのが怖い。回復したいけれど、かさぶたを取るのが怖い…
ごく自然なことで、そんな自分を責める必要はありません。
極論を言えば…安心感を持つだけで症状は消えていきます。