筑波山小旅行 | 口遊〜鳴きウサギ〜

口遊〜鳴きウサギ〜

生きる為に 息をするのを忘れていた
わたしのまわりが 息をするには狭すぎる
野々草を摘んで 口遊みなが ゆっくり ゆっくり歩きたい
勝利者とは誰のこと?
居心地の悪いところに居たくはないの

 筑波山小旅行


筑波嶺の
峯より落つるみなのがは
   戀ぞ つもりて
      ふちとなりぬる

   ラブラブラブラブラブラブ陽成院 




現代訳  男女川の水嵩が 次第に増えていくように いつのまにか貴女への想いがこんなに深くなってしまったんだよ…

有名な小倉百人一首の一つ
陽成院の詠んだ歌 どストレートなピュアピュアな恋の歌です。

ウサギこの度 時間を見つけて 初めて筑波山に行きました。週末を見つけての短くバダバタな小旅行でしたが、天気にも恵まれ凄く美しかった。
深緑の季節…。

体力は自信ないから ケーブルで登ってただただ
景色に見惚れていました。
ゴールデンウィークに来なくてよかった。
風が 気持ちよくて 展望台から覗く平野が 輝いて見えた…

せせらぎも人も 流れつ石や葉を
抱き風光る川となるなり  鳴兎

筑波山神社で 厄割石を思い切り投げさせてもらって 少し重い荷物を卸させて頂いた…笑
スッキリした気がした。




伊弉諾尊 伊奘冉尊の祀られる山はやはりあたたかい。そして強い。父や母に許されている気がしてほっとする。

男女川…しかし 男と女の間にはやはり深い淵があるのも事実。想いも深い。ゆえに 深く判り得ない深淵も…あるの…かも…。深い…深いなあ…
全部理解出来るよ!って言う方が 返って気持ち悪いかもしれないね。
理解できない部分があるくらいが ミステリアスで いいのかも…など。

五月晴れの風の中 つらつら考えたり…
五月闇に堕ちてみたり 複雑に小旅行を楽しんだウサギ。

後半は 安倍晴明の生誕地とも呼ばれる地も巡ってみたので また後ほど…

Maybe next time…❣️