聖なる朝に | 口遊〜鳴きウサギ〜

口遊〜鳴きウサギ〜

生きる為に 息をするのを忘れていた
わたしのまわりが 息をするには狭すぎる
野々草を摘んで 口遊みなが ゆっくり ゆっくり歩きたい
勝利者とは誰のこと?
居心地の悪いところに居たくはないの

聖なる朝に

クリスマスの朝…

許すということについて 考える
古語辞典では 緩くする 緩す
罪人の縄を 緩くしてやる

つまりは 罪を緩す…

仏教では 摂取不捨 というらしい
悪いやつだから、と言って仏は見捨てない
なぜ、見捨てないのか?真実を知って理解して欲しいからだそうです。
真実を知るのは 辛く苦しいことも多いが それを乗り越えて欲しい

つまり出発点は苦難の始まり。

キリスト教との違いはそこかもしれない。

ウサギたちの罪を代わって受けて十字架に架かってくださったイエスキリストは仏教にはいない。

クリスマスの夜がこれほど美しいのは 罪が許されたような気がするからでしょうか?

洗礼式を受けていないウサギたちまで便乗して、幸せになるのは 肖りたいからでしょうか?

ウサギは 許しは 難しい行為だと思う
ただ、幾度も心を込めて謝罪する人を許さない人はやはり自分も許されないのだと思う。

落ち度の無い人などは 一人もいないのだ

ウサギなどは 間違いだらけだ

聖なる朝に 改めて ごめんなさい。
許してくれない人も 最大の温情をかけて
許してくれた人にも ありがとう…