ー紫陽花とショートカットー
長かった髪を切った日に
風邪を引いたわたし
長い髪が好きだった人は
どこかで
againstしたんだと
笑ってしまったわたし
だけど 君よ
理解して欲しい
長く絡む髪に
白いものが降るようになり
すっかり大人びたわたしが
もう 少女ではないこと
離れて幾星霜…
リズムに乗って時は軽やか
わたしは次の星の夢を見ている
梅雨前線が
五線譜のようにこの国を覆う頃
移り気な紫陽花が
手毬のようにポンポン開いて
短い髪も似合うと思う
だから褒めてよ
意外に 似合うと…
短い髪も
いいじゃないかと…
次の星で
カ・ナ・ラ・ズ!