讃歌 | 口遊〜鳴きウサギ〜

口遊〜鳴きウサギ〜

生きる為に 息をするのを忘れていた
わたしのまわりが 息をするには狭すぎる
野々草を摘んで 口遊みなが ゆっくり ゆっくり歩きたい
勝利者とは誰のこと?
居心地の悪いところに居たくはないの

旅立ってゆく季節が そこまで来てます。
今は厳しい寒さで もう春は来ないのかと思うほどに辛いけれど・・・
春は必ず来る 今日は この春旅立つ方々へ応援したい気分です。

-讃歌ー

すくめた 背中を すっと伸ばしたら
微笑んで 走り出す・・・君

遠くから いつも みていたよ 応援してたよ

夏の夜 秋の夕暮れ
寒い冬の朝 そして巡り来る 華やいだ春へ

きれいになったね
ほんとにいつの間にか

薄い衣
脱ぐように 
きれいになったね

喜びの瞳や 眉寄せて悔しがる仕草
流す 悲しみの涙さえも 彩りに変わる

さようなら 母の大切な愛しい子
行ってしまうんだね・・・

今までの 幼い日々
思い出に綴じて
君の明日からの 遠い未来へと
歩き出すんだね

母はここにいて
君の残した わずかな後悔を
振り向かずに 済むように
片付けてあげるから 心配せずにね

だけど人波に 疲れたら
戻っておいで・・・

人は 帰る場所が あると分かっていたら
どんな苦しみも 耐えてゆける 闘ってゆける
優しさと 言うオーラを
身体に纏えば 君を守る安らぎが 盾になるでしょう

安心して 行きなさい
振り返らず 行きなさい
君の傍にはいられないけれど

祈っているよ
いつも 祈っている
君よ 幸せに・・・

大切な愛しい子
母のたからもの・・・