戻ってくるの待ってるよ! | 助産師&フォトグラファー Yuriko Tanada(棚田優理子)

助産師&フォトグラファー Yuriko Tanada(棚田優理子)

助産師
HyonoBirthing®︎Institute公認ヒプノバーシングプラクティショナー
フォトグラファー

愛知県を中心に活動中

こんばんは!

助産師&カメラマンの棚田優理子です!



先日、切迫流産疑いで、提携している大きな病院に救急搬送した妊婦さんがいました


ちょっと言葉の説明を。

「流産」と言うのは妊娠22週未満(妊娠5カ月半)で、赤ちゃんの成長や心拍が止まってしまい、お母さんの体の外に出てきてしまう状態

「切迫流産」というのは流産してしまう可能性もあるけど、まだ流産していない状態のこと

流産、つまり妊娠22週週未満で赤ちゃんが生まれてしまった場合は、今の医学では助けられない週数と言われています

なので、医療者としては最低でも妊娠22週までもたせたいというのが現状です


因みに
「早産」は妊娠22週(妊娠5カ月半)以降で妊娠37週(妊娠10カ月目)未満で生まれた状態のこと

同じように「切迫早産」は、その時期に生まれてしまいそうな状態にはなってるけどまだ生まれていない状態のこと



うちのクリニックには切迫流産や切迫早産に対応できる設備がないので、緊急性があった場合には提携している大きな病院に治療を含め依頼します



切迫流産や切迫早産で救急搬送する度に

「状態が落ち着いたらまた戻ってこれるから!戻ってくるの待ってるよ!」

と妊婦さんに伝えます


「うちでお産しようね!」と祈りを込めて



それしか言えないのももどかしいのもまた事実なのですが、お母さんも赤ちゃんも元気であればそれが一番!!!


救急搬送したその方の状態が落ち着いて、今回のことが笑い話になることを切に願って





最後までお読み頂いてありがとうございました!