選考会に続きアクアティクスセンターで行われたジュニアオリンピック。

K愛は200ブレで予選六位でタイムは上げたものの決勝六位。

決勝の前半は良い泳ぎだったので100に繋げたいところ。

K愛の100ブレは力んだようには見えなかったが後半伸びずに九位。

選考会の疲れがある中で誤差内で泳ぐ安定性を評価したい。




三十代の時に先輩社員に会社の愚痴を言っていた時に言われた言葉が水泳を指導していて生きている。

残念ながら誰先輩だったか絶対の自信はないが多分、平塚時代の上司のM谷氏だった気がする。

「なぁTND44、自分が所属する会社の悪口を言うのは自分に悪口を言うのと同じなんだぞ。」

『???』

「その会社に入ると決めたのは自分だろ?」

『自分の場合は紹介だったし採用を決めたのは会社ですよね?』

「けど、その会社を紹介されるとか、入社すると決めたのは自分だよな。」

『確かに、そうですが…。』

「会社への不満は入社すると決めた自分の選択を肯定したいだけなんだよ。」

『・・・』

「言い換えれば会社に入る覚悟が足らないから愚痴が出るんだと思うぞ。」

『確かに、自分で決めた事を忘れていたかもしれません。』

こんな様な内容の会話だった。

選手コースに入った時は自分の選択ではないかも知れないが中学や高校、大学の進学時に辞めることは選択できた。

それでも水泳を続けた事や、そのチームで取り組むことを決めたのは誰かに説得されたとしても最終的に決めたのは自分だ。

自分で決めた事を守る事は社会に出てから役に立つと信じている。

そして長く続ける事で得る物が沢山あると考えている。


コーチや先輩からのアドバイスを聞くのも試すのも自分で決める。

練習の取り組み方や泳ぎの直し方も自分で決める。

自分で決めた事は自分の責任で最後まで取り組む事が重要だ。