さて、今回のお題は「Happy Holiday」とのこと。
クリスチャンでは無い人も、日本ではクリスマスという行事がすっかり定着していますね。
私はキリスト教という”宗教”は詳しく存じませんが、イエス・キリスト自身はやはり素晴らしい方だったのだと思います。
もちろん、仏陀も、モハメドも、ユダも、その他の方々も。
聖人と信仰と宗教が乖離している現在、混乱している方も見受けられますが、私は人々を愛へ導く事に人生を捧げたこういった方々は何らかの理があって神様が使わしてくださり、やはり偉大であると感じています。
私は癌患者さんのカウンセリングや被災地でのボランティアなど「死」を感じる活動から、信仰は人を救う、と感じる事も多くあります。
ここで必要なのは「宗教」でなく、「信仰」です。
私の好きな言葉の一つに「信じて頼らず」というものがあります。
これはまさに信仰を表している言葉だと感じます。
真の信仰は「自分は生かされている」という謙虚さから生まれます。
そして、真の信仰は自我(我欲)を手放し、委ねる行為に繫がります。
委ねる対象は、神仏以外に、太陽でも、海でも、無限に近いものなら何でも良いのではないでしょうか。
日本は森羅万象を全て神性の現れとし、八百万の神々を生み出し、大切な文化として奉ってきました。
いま、改めてそれがいかに素晴らしい事か、真理であるかを感じざるを得ないのです。
皆さんは世界平和の為に祈った事があるでしょうか?
世界平和は殆どの方が願っています。けれど、その為に1分でも2分でも時間を割き、集中して祈った事がある方は意外に少ないと思います。
12月25日は世界平和を祈る日でもあります。
宗教宗派、国、人種、全く関係無く世界の平和を願う方々がこの日、沢山いらっしゃいます。
中には10時間以上瞑想なさる方も。
家族の笑顔、美味しいお食事、幸せな時間、満たされているからこそ、他の方々の事を思いやれるのだと思います。
自分が苦しんでいる時、他者の事を思いやるのは難しい。
幸せな時間だからこそ、一緒にいる方々と共に1分で良いので真剣に世界の平和を祈ってみましょう。

この絵はドイツの巨匠アルブレヒト・デューラーの絵で【祈りの手】
モチーフは聖母マリアの手で、プレイハンズ、ゴッドハンズとも呼ばれ、さまざまなデザインの元になっています。
手を合わせるって、美しいですね。これだけで芸術とされてしまうのも理解出来ます。
苦しみが、悲しみが、貧困が、殺戮が、少しでも無くなりますように。
何があっても、どんな状況でも、愛に包まれ癒されますように。

今年最後にマザー・テレサの言葉でコラムを締めくくりたいと思います。
『大切なのは、どれだけたくさんのことをしたかではなく、どれだけ心を込めたかです。』
takanawa 藤池より皆様へ愛を込めて