おそらく日本にしかない役職定年制度

僕のちょっと上の歳の人達が
ちょうど役職定年の年齢を迎え

どんどん役職定年に、なっています

多くの人が話すのが
役職定年のデメリット

給与が減少する
職務に対する権限や責任の範囲が変わる
職場内での影響力が変わる
担当する業務が変わる


そんなデメリットを帳消しにするには
どうしたら良いかを考えて見ましょう

単純には、上に書いた4項目の逆を
やれば良いのですが
それが出来ないから役職定年な訳で

どうしましょうって話です

すぐに思いつくのは
「キャリアプランの作成」


会社側としては、体よく追い出す手段として
考えていてそうですが
それでも自分の今後がどうなるのか
見通せることは良いことです

特に日本人は、
自分で自分の事を考えない人が多いので
会社側が「キャリアプランの作成」の機会を
提案すれば、それきっかけで
自分のキャリアを考え出す人が増える

こうすれば
モチベーションが下がらずに済む人が増える

次に思いつくのは
「なるべく役職定年社員の意向を聞く」
役職定年になったら、杓子定規に

はい!
あなたは、今の部署でアドバイザーです

こちらの役職定年の人を集めた部署で
定年まで過ごしてもらいます

会社側が決めて配置するのではなく
「キャリアプランの作成」とも関連させて
なるべく本人の意向を反映した人事をする

人は自分の希望が叶っていれば
モチベーションを下げずに済む生き物です

それから
「活用したい人材には積極的に働きかける」

役職定年を迎えても、人事担当から見れば
惜しいと思える人材もいるものです

そんな人には、会社側から積極的に
役職定年後のプランを働きかけるべきです

役職定年の問題は、年齢を足切りにして
もうあなたは必要ないってメッセージを
暗に伝えてしまってる事にあります

そうじゃないという事が伝われば
モチベーションが下がる事はありません

そして最後に
「役職定年後でも評価される制度を作る」

役職手当がなくなり給料が下がる事は
仕方がないことだとしても

その後の業務で実績をあげたら
きちんと昇給で報いるような制度を作る

役職定年したって昇給の可能性があれば
モチベーションも維持できるでしょう

役職定年で従業員のモチベーションが
下がってしまうのは

会社側にばかりメリットがあって
従業員側はデメリットばかりが目立つからです

きちんと対応すれば
従業員もモチベーションを下げず
定年まで働いてくれることでしょう

 

トニー・ブリゲル