僕の個人的な印象では
外資と言っても米国企業にやたらと多い

自分達の本国でのルールを
そのまま持ち込む企業

特にレイオフと呼ばれる
いわばリストラの場面でよく見られる

ちょっと前
イーロン・マスクのTwitterの件しかり

ある日、突然解雇通知が来て解雇になる

リストラされる方も
会社から一応の説明はあるものの
それが納得いくものかどうかは別

だってねぇ
レイオフされても笑顔で会社から出て来る国で
働いている人達と一緒にされてもねぇ

彼らは、そんな状態で解雇されようと
すぐ次が見つかる転職の市場がそこにはある

日本だと、なかなか決まりません
解雇ってだけで印象が悪いし

そしてリストラの対象にならず
残ったとしても幸せとは言い切れません

リストラの対象にならなかったという事は
その前の期間で実績を出したって言う事

諸事情は加味せず今期の目標は
前期比でプラス

そこへ来て、この円高です

本国はもちろん現地通貨で評価
僕の調べでは、
日本円で前期比+15%の目標だったとしても
その間に円高が進んだおかげで
実質+40%ほどの目標になっていそうです

次回のリストラ対象になりそうですよね

そして、
リストラを実施するマネージャーも大変です

元々、彼らは本国からの指示で
雇用を増やしてきました

優秀な人を何人雇えるかが彼らの評価項目

そして、リストラの場面でも
きちんと何人減らせるかが評価項目です

個人的な感情は不要
私情をはさんだ時点で評価が下がる

こうやってみて来ると
リストラ対象
リストラ対象から外れて残る人
マネージャー
誰も幸せはありません

そして、その理由は
海外のルールをそのまま持ち込んでいるから

これも僕の個人的な感想ですが
欧州企業は、ここまで一方的には
本国のルールに従えとは言わない

現地のルールに一定の配慮がある

もちろん
本国のルールを持ち込む企業は
他の面で従業員にメリットを提供しているから
持ち込むこと自体が悪い訳ではないんだけど

僕らの普段の商習慣と、かけ離れてるから
そのまま持ち込まれると頭では理解していても
現実は厳しいよねって話でした

欧州企業がいいよ(笑)
 

トニー・ブリゲル