会社には、
いわゆる「働かない」オジサンが
いっぱい、います

今日は、このオジサン達を減らそうとすると
若者の雇用が減るって話です

逆じゃね?って思いますよね

「働かない」オジサンを
さっさとリストラすれば、若者を雇う余裕が

企業側に生まれて、
若者の雇用が増えそうですよね

ところが、ことはそう簡単には進みません

そもそも、なぜ「働かない」オジサンが
生まれるのかと言うと
それは、どこかで「働かなく」なるからです

今の大企業の給料体型は、
昔から変わっていません

若いうちは、安い給料であくせく働いて
歳を取れば、楽して高給がもらえる

つまり希望する給料と働き方のバランスを
給料が上回った瞬間に働かなくなる

給料と働き方のバランスが常に悪いのが
メンバーシップ型(日本型)の働き方です

「働かない」オジサンをさっさとリストラして
中途採用で、ジョブ型で働く若者を
さっさと雇う事が出来るのなら

「働かない」オジサンをリストラする効果が
ありますが、

企業に出来るのは、
新卒一括採用の人数を増やす事だけ

新卒一括採用は、
メンバーシップ型の採用なので
そもそも、「働かない」オジサン予備軍

「働かない」オジサンをリストラして
「働かない」オジサン予備軍を採用する

ちっとも意味がない訳です

なので
「働かない」オジサンを減らすのと
新卒一括採用廃止は、セットで行う
必要があります

言い方を変えると
新卒一括採用を止めたら
「働かない」オジサンが減る

「風が吹けば桶屋が儲かる」話なんじゃない?

事実
新卒採用をあまりしていない我が社
ジョブ型雇用だし、中途採用が圧倒的に多い

そんな我が社では、いわゆる
「働かない」オジサンを見かける事は、ない

若かろうが年寄りだろうが
働かないと給料ともらえないからねー

「働かない」オジサン減らしたかったら
新卒一括採用を止めましょう
 

トニー・ブリゲル