長期の景気低迷で、
ちっとも上がらない日本の平均給与

ここへきて、
ウクライナ情勢やコロナ明けの需要増加、
円安などの影響で

景気が低迷しているのに物価が上がる
「スタグフレーション」の様相を呈して来ています

僕らの給料が上がらない原因は、
企業が景気低迷に備えて、
内部留保を増やしているからなどと
言われていますが

リーマンショックの後の景気回復期にも
給料は対して増えませんでしたよね

経済学者の方々などが
原因を色々語ってくれていますが
今ひとつ説得力に欠けると思っていました

そんな中、ある記事に
これはと思った内容があったので紹介します

僕らの給料が上がらない原因は、

昔、バブルの頃に上げ過ぎたからと言うのです

どういう事かと言うと

確かに、バブルが弾けた後を起点に
給料の増加率をみると日本はほぼ横ばい
諸外国は、右肩上がりで増えています

ところがバブルが弾ける前までは
日本は高度経済成長期があり
給料は右肩上がりでドンドン増えていた

この時期に適切に上げていれば
その後、横ばいにしなくても良かったけど
この時期に上げ過ぎたって訳です

ようするに上げ過ぎて
内部留保がない所に
バブルが弾けた
企業は大きな負債を抱えてしまった

その返済に時間が掛かったと

これが適切に上げていて
内部留保もある程度あれば
バブルが弾けても
そこまでの負債を抱える事はなかった

残念ながら
敗戦の焼け野原から
世界第二位の経済大国になって

東京の土地だけでアメリカ全土を買える
なんて言われた当時の日本の人達に
そんな余裕はなかったって話です

ちょうど、バブルが弾けた年に
社会人になった僕は良く分かります

1年先輩の人達は、
就職するのに会社から散々接待を受けて
ぜひ我が社にっていう就職活動をしてました

昨日はA社で、高級寿司ご馳走になって
今日はB社で、フランス料理とか
言ってましたもん

それが僕らの年は皆無・・・
え?接待、ないないって感じ
手のひらを返したようでした

 

毎年、どんどん給料も上がるから

貯金なんてしなくても

大丈夫!大丈夫!って

多くの人が考えてた所に

 

バブルはじけましたー

今年から給料あがりませーん

 

みんな、え?聞いてないんだけど

ってなってたよね

結局、企業も個人も
そのバブル期までのツケを
長々と払い続けて来た

個人に関しては、
知らんがなってのが本音ですけど
マクロな視点で見ると、
そうなってるって話です

一応その記事は、
ようやくその負債も払い終わる
これからは反転攻勢に出ることが出来る
という前向きな話で終わっていたので

いっちょ反転攻勢に出ますかね

 

トニー・ブリゲル