サンクコストというのか
僕らは無意味だと思う事をバッサリ切れない

サンクコスト

 

すでに支払ったコストに気をとられ、
合理的な判断ができなくなってしまう心理効果

もったいない、せっかくだから、
ここまでやったんだから・・・

こんな気持ちが、傷口を広げ
もう取り返しが付かないのに
さらに壊滅的な状況に陥って行く

投資とかの業界では
「損切り」と呼ばれているものに近い

でも、世の中を見まわしていると

かつては意味があっただろうけど
いまや意味がなくなって、
ムダな事になっているのに

いつまでもダラダラと続けている事の多い事

有名な例として
超音速旅客機「コンコルド」の話がありますね

世界で唯一音速を超えて商業運航された旅客機

開発を進めて行く中で採算が取れない事が判明します

音速を超えるために
定員は限られるし、燃費は悪い

採算が取れないと判明した時点で
開発を中止して撤退するのが合理的な判断です

しかし既に相当な額の資金を投資してしまって
いた経営陣は、開発の継続を決断します

4000億円の開発費を回収しようと
したものの結局、運航停止

最終的に赤字額は数兆円に及びました

ザ・サンクコスト

ここまでの規模でなくても
あなたの周りにもあふれてますよね

会社でも
誰が作ったんだっけ、このルール?

意味がなくなってると思うけど
それをすることが当たり前になっていて
誰も止めようって言い出さない

「なんでやるんですか?」って聞いても
「やる事に決まってるから」なんて
意味不明な回答が返って来る

結局、誰かが大きな声をあげて
バッサリいかないと、何も変わらない

特に僕らの社会は
「そんたく」で動いている社会だから

海外以上に、よしっ!俺がやってやるって
思わないと止めるのは難しい

海外だとね
「そんたく」ないからフツーに
バッサリいけるんだけど

そこは、仕方ない

あなたの決断に期待しましょう
僕も頑張ります

 

 

トニー・ブリゲル