部下の本音を聞き出すには
「傾聴」が大事なんて言われますが
そもそも「傾聴」って、
どうやれば良いんでしょう?
今日は、「傾聴」について詳しく解説します
話を「聞く」には、次の3つがあります
・聞く(Hear)
自然に耳に入ってくる声や音を感じ取ること
・聴く(Listen)
相手が何を思っているのか、耳を傾けること
・訊く(Ask)
尋ねること(知りたいことを訊ねる)
※訊ねるは、問いただすという意味
もう分りましたね
「傾聴」が出来ていない人は、
訊ねるばかりをやっている
僕もそうですが
人は意識しないとすぐに訊いてしまいます
自分が訊きたい事だけ話してしまう
その例です
先輩「週末は何をしているの?」
ぼく「サッカー審判です」
先輩「へー。どこでやっているの?」
ぼく「県内いろいろなグランドでです」
先輩「どんなカテゴリー?」
ぼく「いろいろです」
先輩「いろいろって?」
ぼく「中学生からシニアまで・・・」
先輩「比率は?」
ぼく「比率ですか・・・その時によってです」
↑これが訊いてるだけ
先輩「週末は何をしているの?」
ぼく「サッカー審判です」
先輩「聞いてもいい?どこでやっているの?」
ぼく「県内いろいろなグランドでです」
先輩「あちこち行ってるんだ、大変だね」
ぼく「そうでもないですよ。楽しいです」
先輩「楽しいんだ!それは良いね」
ぼく「いろんなカテゴリーで出来ますし」
先輩「カテゴリーって?」
ぼく「中学生からシニアまであるんですよ」
会話が聴くになったのは、共感が先に来たから
先の例では、ずーっと質問してる
後の例では、「大変だね」って感想を述べてる
もう少し固い言葉にすると
「限定質問」と「拡大質問」の違いです
「限定質問」は、
答えが手短に単語で回答できる
Yes/Noとか
「拡大質問」は、
考えや背景を「文章」で答えてもらう
感想を伝えたりして
相手が自ら考えを答えてもらうようにする
こちらの感想だけでは引き出せない場合は
「どうして、どんな、どのように」という
3つのDと呼ばれる、まくら言葉を付けるだけ
どうしてなの?
どんな感じ?
どんな風なの?
そうして相手から話してもらうようにすれば
おのずと「傾聴」できて
部下の本音を聞き出すことが出来ますよ
応援してます
トニー・ブリゲル