MKZ_FACTORY です。
定番となりました、H21 VW・ポロ 6R 乾式7速DSG走行不能修理 です。
油圧低下による走行不能状態で当店に運ばれてきました。
走行距離はまだ3万㎞に達していない車両です。
一旦、IG/OFFにし再度エンジンかけなおしますと、少しは前進&後退等動くようですがすぐにメーター内にエラーがでまして走行不能になってしまいます。
診断機にてエラーチェックしますと、
・ハイドロリック油圧低下
・ハイドロリック機能制限
と出ています。
最低 42bar かかっていないといけないシステムが、5 bar しか油圧がかかっていませんでした。
いろいろとみてきた中で、
・メカトロ内部破損
・メカトロECUプレッシャーセンサー異常
がほとんどです。
単体で壊れていたのもあれば、メカトロECUプレッシャーセンサー異常からのメカトロ内部破損というケースもありました。
こちらのメカトロはリコール対象前の車体でしたので、9年弱も耐えていました。
以前も何度が指摘してきましたが、リコールでメカトロ交換した車両のほうが早く壊れている傾向にあります。
壊れ方は一緒ですが、なぜか初期物のDSGの方が調子が良い印象です。
初期物かそうでないかの差は、”アップデートファイル”があるかどうかが一つの見分け方になります。
こちらの車両は生産されてからすぐメカトロ変更がありましたのでアップデート無しのタイプでした。
メカトロも頻繁に改良が行なわれているようでして、最近では2018/01/01に生産ロットが変わっているようです。
また、DSGクラッチも1~2年ごとに部品変更が行われているようです。
乾式7速のメカトロに関しては、種類がいくつか存在します。
中古が流用できるかよくお問い合わせいただきますが、確実なのは品番の末番が同じであればそのまま使用可能です。
ですが、DSGはクラッチの形状が異なる機種が存在します。
こういった場合、メカトロ形状が同じように見えましても、同一車種内の流用でも年式でDSGのクラッチ形状が変更されていますので、そのままの流用できません。
当然、車種ごとで”ギア比”も異なります。
ここら辺の仕組みをかなりの時間と費用を費やしてきましたが、まだ100%理解はしていませんが中古品を流用する分や、新品部品を一から組み立てる”現物修理”に関しては実用レベルまで整いました。
問題は商品化やサービスするに至っての商品の耐久性が一番の課題ですが、長く乗りたい方は新品。とりあえず車検までは、乗りたいという方には現物修理もしくは中古、といった形で使い分けていけたらと思います。
ここ最近、国内部品商からの入手ルートも、メカトロ新品部品が”外販不可”になってきている動きです。
そうなると、民間整備工場で”新品メカトロ交換するメリット”がほとんどなくなってしまいました。
話が長くなりましたが、オーナー様との話し合いの結果、今回は”中古品”にて対応します。
メカトロの中古品の流用に関しては、上記のとおり一筋縄ではいきません。
流用に関しましては企業秘密の部分もありますので、詳細は省きますが当店内でほぼ対応できますので、お値打ちに提供できます。
メカトロ新品交換がディーラー作業で28万~30万内です。
新品部品を使用するか中古品でお値打ちに済ますかで価格が異なりますが、10~15万円前後(工賃&税込み)で”メカトロ現物修理”対応できそうです。
・DSGのオイル漏れ
・発進不能
の場合のみ、対応可能です。
ジャダー(発進時の振動)に関しましては、DSGクラッチの交換。
シフトチェンジの際の異音は”DSG内部の不具合”ですので、ギアボックスの交換もしくは、現物修理といった形になります。
いろんな不具合がありますので、現車にて症状確認できればと思います。
DSG搭載車は中古相場がかなり下がっていますが、アッセンブリ交換しなくても現物修理が可能になってきました。昔ほどDSGの修理費用もかかりませんので、スペックの割にはある意味お値打ちです。
個人的に、排気量1.2&1,4 + 乾式7速の車は、燃費が良く走りもすごく軽快で面白い車種です。あえてメカトロ&DSGクラッチ新品にリフレッシュして乗るのもアリかと思います。