皆さん、こんにちは
いよいよ、全日本選手権大会が迫ってきました!今回は部を陰で支えてくださるスタッフの方々にインタビューしました
左
齋藤光希
普段は広報の仕事を担当してくださっています2018年卒、青森県立田名部高校出身です!広報係である筆者にとって身近な存在ではありますが、なかなかお会いする機会がなかったので今回のインタビューを楽しみにしていました
少しでも、齋藤さんの魅力をお伝えできていたら嬉しいです!
スタッフになったきっかけ
星さんに声をかけてもらったのがきっかけですそれまでも、三大学レガッタはちょくちょく手伝ってました!コロナ禍の時に三大学の配信を手伝いはじめて、監督が星さんにかわったタイミングで、部の広報関係を行ってほしいと言われました
当時、デジタルマーケティング系の仕事をしていて、それを活かせるとも思って関わりだしました。現役の時は「広報」の仕事がなかったので、自分がFacebookから立ち上げて広報のような仕事を作りました。 だから、ただ投稿するだけでなく、誰に向けてといった目的の意識化などの広報係の形作りに力を入れたいと思いました
現役の頃の写真
スタッフとしてのやりがい
最近になって、今の代との関わりが前よりはできてきたと感じています学生の時は自分が動かなくてはならない立場だったが、今は裏方として関わることで学生が主体的に動けていたらいいなと思っています!学生にはない社会人としての視点を持ちながら、現役の役に立ててたら嬉しいです
スタッフをやる中で大変だったこと
競技そのものだけでなく、広報の活動も大事だということを部のみんなに理解し両立してもらうことが難しいなと感じています。もちろん、選手もマネも一番意識するべきことは「ローイングで勝つこと」のサポートですが、一方で、SNS発信などのコミュニケーションも大事だと考えています広報の仕事は競技に対して直接的ではないけど中長期で結果が出てくるので、そこが大変というよりは難しいです
競技の練習や釜でのご飯作りは日々直接的に繋がっているからわかりやすいですが。間接的な部分にも大事なことが沢山あり、それらにきちんと取り組むことで最終的に自分に返ってくると思っているので、今はどこまで取り組んでいこうかなと迷っています。
現役時代の思い出
◯競技面
大学2年生の時のインカレが一番思い出に残ってます2年と4年で構成された男子舵手付きフォアでの出場でした。どちらかというと、あまり強くないメンバーが集まったクルーで、当時インカレの2、3週間前にあった東日本選手権では良い結果が出せなくて、、
でも、メンバーの仲はすごく良くて、最後の大会になる4年生のために頑張りたい想いが強かったです!なので、インカレに向けて夏休みはとても厳しい練習を重ねました。そうして迎えた大会では、初戦で負けて、敗者復活戦に進んで一回クルー内の雰囲気が悪くなりました
でも、気持ち改め再度クルーで話し合い、敗者復活戦は1位で上がって準決勝にいき、厳しいレースだったけど決勝までなんとか進めて
レースを重ねるごとに強くなって、最終的には準優勝を取れました
誰よりも練習したのが報われた大会だと思ってます
大学2年の時のインカレ
◯生活面
2年生の冬に買ったカメラで写真をよく撮っていました2個上の先輩が交通事故で跳ねられた慰謝料でカメラを買って、そのカメラで撮る写真がセンス良くてその憧れから自分も買いました
イベントや大会があるごとに部活のみんなの写真や他大学のチームの写真も撮って、それを編集してSNSに載せてました!そうしているうちに、写真好きのボート関係者の方に声をかけられるようになって、他大学の人や社会人の人と繋がって、その人の仕事に呼んでもらったりとかして
そんな感じで、ローイングの写真を通して世界が広がったので、自分でもやって良かったなと思います
写真を撮り始めたことがFacebookの立ち上げに繋がっているんですか?
たしかに!それもあるかもしれないもともと、高校の時も部活のPVを作ったりしていたから、割とそういうのが好きでもとから興味があった。
現役時代と今の端艇部の違い
二つあります
一つは、アルバイトができて良いなと思ってます現役当時は禁止だったから、いろんな経験ができて羨ましいです。当時の角監督がお硬い感じの人だったからアルバイトができなかった。隠れてアルバイトしたこともあったけど、競技とも両立が難しくてやめちゃいました
でも、人生経験が豊富にもなるから、競技との両立を前提でするのは良いと思ってます。すごい羨ましい!
もう一つは、どんどん難しい時代になっていると思ってますというのも、昔ながらの”体育会”の感じがNGになりつつある。人の気持ちを考えることが大切なのは当然なので今の環境が合理的だと思う一方で、それはそれで逆に厳しいなとも感じています。自分で頑張ることが苦手、何をすれば良いかわからないタイミングは誰しも初期にあって、その時に厳しく言えるのが今は難しいなって。そう考えると、厳しい環境のなか強制的にやることで、できるようになるといった当時にはいい面もあると思います。だから、自分で頑張れなかったり環境を上手く利用できなかったりする人にとっては、今の環境は結果を出すには難しい時代になってきたと、、
それこそ、当時の監督は厳しいところもあったけど、人生を長く生きている分言っていることは合っていたと感じていました。
当時と比べて、体育会らしさが薄くなっていますか?
そうだね。いい意味で今っぽい!ただ、頑張れる人と頑張れない人の差が開きやすい環境になっていると感じてます。
同期との写真
今後の目標
◯短期
整える。今は情報が分散していたり基準が決まっていなかったりしていて、手探り状態のところがあると思ってるから、形作って代替わりしたときに繋げていける安定感を作っていきたいと思っています引き継いだときに困らないようにしたいのと、応援してくれている人に必要な情報が届くようにはしたい。
◯長期
「明治の端艇部ってちゃんとやっているよね!」と言われるポジションにしていきたいと思っていますローイングが強いだけでなくて、チームとしての自力がある状態にしたい。そのためには広報などの発信の部分は強くしていくべきだと考えています。広報の仕事をどこまで括るのかを考えることが多く、かなり抽象的にいうと部活の内側と外側、その中間にいる人の繋がりを作る仕事だと思っています
なので、ただSNSの更新がメインではない。繋がりを作るという点にちゃんと働きかけていくこともできたら良いなと思っています。例えば、大会時にOB・OGと現役が関わる機会を作ることや家族が喜ばれるような取り組みをすることも広報がやっても良いと思う。広くだけでなく、ターゲットを決めてそこに向かって深くしていくことも大事だと考えています!
チームに一言
「やり切ったと思える日々を過ごしていきましょう。」
どういった想いがありますか?
結果はあくまで結果で、コントロールできる過程を大切にしてほしい。振り返ったときに「あの時こうしておけば」と思うのではなくて、「あの時こうしてよかったな」と絶対後になって思うことを積み重ねていってほしいです。これは学生に限らず、関わるスタッフやマネージャーも含めてチーム全員に向けてそう思います。せっかく本気でローイングというスポーツをするチームに関わっているので、熱い気持ちを持っていきましょうってところですね
インタビューはここまでです!初めて深くお話しし、齋藤さんの人柄が見えてきました普段、広報係でお世話になっていますが、どういった想いや考えのもと広報の仕事をされているのかを改めて知り、今以上に広報係としての活動にきちんと向き合いたいと思いました
(筆者自身、引退まで残りわずかですが、、
最後の「チームに一言」のように、悔いのないよう取り組んでいきたいと思います!)
実際、今年度から広報係としての動きが活発になり、まさに現在、形作りをしつつ新しい取り組みに挑戦している段階でもあります。今回のスタッフの方々のインタビュー企画も久しぶりの挑戦です。昨年のマネージャーインタビューに引き続き、少しでも部を支える側にもスポットライトを当てられていたら嬉しいです
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
4マネ 島田