でも、実際になってみて、徐々に「不惑」になっていることを実感していった。
40代は、いかなる時も、どっしりしていないといけない。
20代は、畑を耕し、肥料をまき、土台を作り上げる年代。
30代は、その畑に種をまき、芽が出て、蕾を出来上がるまでの年代。
そして40代は、いよいよ花を咲かせる年代であり、後半になれば、種子を残す年代なんだと思っている。
「不惑」なんだから、もう迷ってなんかいられない。
求められるのは「判断力」であったり、「決断力」であったり、「リーダーシップ」である。
そして、決して現実から絶対に逃げない。
いつでも真っ向勝負をする。
あらゆる責任を取る。
成果を上げるのは当たり前のことであって、できる限り、成果は自分より年下の人に上げてもらうことをしなきゃいけない。
自分の後継者を見つけ出し、これからの未来を考えなくてはいけない。
そうすることで、誰からも頼りにされる、尊敬される、目標とされる、必要とされる40代になれると思う。
俺は今は、47歳。
50代が近づいているけど、まだまだ理想の40代になっているとは言えない。
これからも理想に追い付けるように、しっかりと現実を見つつ、理想と現実を一致させるよう、これからも、残りの40代をおもいっきり、後悔なく、全身全霊、全力で駆け抜けたいと思っている。