弁理士も知らない?商標登録すべき本質的な理由とは | 横浜発!商標登録すればと後悔しないための商標入門

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横浜の特許事務所で働く弁理士の山本隆雄です。地元横浜で商標登録(申請)の手続を行っています。
社名、商品名、サービス名について商標登録を検討されている方のための入門ブログです。

■弁理士も知らない?商標登録すべき本質的な理由とは
 
横浜の弁理士の山本隆雄です。

先日、ある弁理士のメルマガの記事を読みました。

あるテーマについて、的外れな見解ではなかったのですが、ちょっと・・・な感じでした。

そこで、同じテーマについて、ほかの弁理士はどのように考えているか、気になってみたので調べました。

その結果、1つ分かったことがあります。

実は、弁理士もよく分かっていない・・・かも(笑)

そのテーマについて、法律的なこと、建前上のことがいろいろ書いてあり、どれも間違いではありません。

しかし、直球で本質的なことを指摘したものはありませんでした(よーく調べればあると思いますが)。

そのテーマとは、「商標登録すべき理由」です。

・ブランドを守るため

・ビジネスを継続させるため

・他人が模倣するのを防止するため

・商標が使えなくなるのを防ぐため

・SEOに有利にするため

・資金調達に活用するため

商標登録すべき理由(メリット)として、これらの理由が見つかりました。

でも、もっと本質的な理由があります。

それは「他社とのトラブルを未然に防止する」ことです。

「そんなことか」と思うかもしれません。

しかし、この理由をしっかり意識しているか否かの差は、非常に大きいです。

さて、今年(2017年)の初め頃に、商標登録について話題になったアノ問題を覚えていますか?

「PPAP問題」です。

ざっくり説明すると、ある会社(B社)が、エイベックス社よりも先に、「PPAP」について商標登録出願を行い、エイベックス社に対してその買い取りを要求した問題です。

この問題では、最終的には、エイベックス社はB社に対して金銭を支払わずに済むと思います。

多くの専門家の意見も同じようでした。

それなら万事OKかというと、そうではないでしょう。

エイベックス社は、B社との交渉、社内・顧問弁護士との打ち合わせ、マスコミ対策等で、多くの労力・時間・お金を費やしたはず。

つまり、他社からビジネス上のトラブルを仕掛けられた場合、その対応のために、多くの労力・時間・お金がかかります。

最終的に勝ったとしても、多くの労力・時間・お金がかかることに、変わりはありません。

もし、エイベックス社がB社より先に「PPAP」について商標登録出願をしていたら・・・。

B社は、エイベックス社に対して、このようなトラブルを仕掛けることはなったはず。


つまり、エイベックス社は、「PPAP」について早く商標登録出願をしなかった(商標登録を取得しなかった)ため、トラブルに巻き込まれたのです。

もし、中小企業がこのようなトラブルに巻き込まれたら、その対応に忙殺されてしまい、本業のビジネスに全く専念できないでしょう。

仮に、実際の金銭的な損失が少なかったとしても、多くの労力・時間が費やされてしまうのは、本当に避けたいところ。

このようなトラブルに巻き込まれないために、商標登録は取得しておいた方がよいですね。

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