横浜の弁理士の山本隆雄です。
先日、ある弁理士のメルマガの記事を読みました。
あるテーマについて、的外れな見解ではなかったのですが、ちょっと・・・な感じでした。
そこで、同じテーマについて、ほかの弁理士はどのように考えているか、気になってみたので調べました。
その結果、1つ分かったことがあります。
実は、弁理士もよく分かっていない・・・かも(笑)
そのテーマについて、法律的なこと、建前上のことがいろいろ書いてあり、どれも間違いではありません。
しかし、直球で本質的なことを指摘したものはありませんでした(よーく調べればあると思いますが)。
そのテーマとは、「商標登録すべき理由」です。
・ブランドを守るため
・ビジネスを継続させるため
・他人が模倣するのを防止するため
・商標が使えなくなるのを防ぐため
・SEOに有利にするため
・資金調達に活用するため
商標登録すべき理由(メリット)として、これらの理由が見つかりました。
でも、もっと本質的な理由があります。
それは「他社とのトラブルを未然に防止する」ことです。
「そんなことか」と思うかもしれません。
しかし、この理由をしっかり意識しているか否かの差は、非常に大きいです。
さて、今年(2017年)の初め頃に、商標登録について話題になったアノ問題を覚えていますか?
「PPAP問題」です。
ざっくり説明すると、ある会社(B社)が、エイベックス社よりも先に、「PPAP」について商標登録出願を行い、エイベックス社に対してその買い取りを要求した問題です。
この問題では、最終的には、エイベックス社はB社に対して金銭を支払わずに済むと思います。
多くの専門家の意見も同じようでした。
それなら万事OKかというと、そうではないでしょう。
エイベックス社は、B社との交渉、社内・顧問弁護士との打ち合わせ、マスコミ対策等で、多くの労力・時間・お金を費やしたはず。
つまり、他社からビジネス上のトラブルを仕掛けられた場合、その対応のために、多くの労力・時間・お金がかかります。
最終的に勝ったとしても、多くの労力・時間・お金がかかることに、変わりはありません。
もし、エイベックス社がB社より先に「PPAP」について商標登録出願をしていたら・・・。
B社は、エイベックス社に対して、このようなトラブルを仕掛けることはなったはず。
つまり、エイベックス社は、「PPAP」について早く商標登録出願をしなかった(商標登録を取得しなかった)ため、トラブルに巻き込まれたのです。
もし、中小企業がこのようなトラブルに巻き込まれたら、その対応に忙殺されてしまい、本業のビジネスに全く専念できないでしょう。
仮に、実際の金銭的な損失が少なかったとしても、多くの労力・時間が費やされてしまうのは、本当に避けたいところ。
このようなトラブルに巻き込まれないために、商標登録は取得しておいた方がよいですね。
■山本特許事務所■
商標入門メールセミナー
商標登録出願(商標申請)サービス
他所の商標権もOK!格安の更新申請サービス
お客様の声
最寄駅からのアクセス
■電話からのお問い合わせ
045-317-4025
■フォームからのお問い合わせ
お問い合わせフォーム
■住所
横浜市神奈川区西神奈川1-13-12アーバンビル6F
■代表
弁理士 山本隆雄
商標入門メールセミナー
商標登録出願(商標申請)サービス
他所の商標権もOK!格安の更新申請サービス
お客様の声
最寄駅からのアクセス
■電話からのお問い合わせ
045-317-4025
■フォームからのお問い合わせ
お問い合わせフォーム
■住所
横浜市神奈川区西神奈川1-13-12アーバンビル6F
■代表
弁理士 山本隆雄