ジェンダレスを映画化。女優のんだからこそ成立した?!さかなクンの自叙伝を映画化した「さかなのこ」 | ななころびやおきのエンタメ的生活

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★3.5以上がオススメの映画です。
映画選びの参考にしてくださったら幸いです♪

さかなクン初の自叙伝さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!』(講談社)を

沖田修一監督が映画化!!



作品のテーマは、


好きに勝るものなし」でぎょざいます!


映画としての最大の試み


「男か女かは特に重要ではない」


とし、

主人公のさかなクン

あえて、女優のんに抜擢したこと。


その試みは、最大限生かされて

成功していたように思います。



むしろ

のんちゃん以外だったら、

誰がこの役をやれるのだろうと思ってしまいます。阿部サダオさん?

う〜ん、

男優さんが演じると

わざとらしさが目についてしまうかも


それをあえて、ジェンダレスに設定したところが、とても新鮮でよかったと思います。



ただ、

この映画、その試みだけが売りで

内容は、分かりきった一点張りであったのが、少し惜しいところ。


さかなクンの子供時代が少し長かったのと、そこにご本人が結構登場していたのが、私はなくてよかったかなぁと個人的に思いました。ご本人は、最後にわかるかわからないか程度に「後ろ姿だけ」とかの登場の方が好みでした。


成長してからの展開で

のんさんと、不良だけどあったかい仲間たち役で登場した磯村勇斗岡山天音さんたちの絡みのシーンは、大好きな場面です。

柳楽優弥さんも、ミー坊(さかなクンの子供時代の愛称)を支える友だちとして、とってもいい味だしてました。所々にビートたけし感を感じたのは私だけでしょうか…。Netflixの某ドラマの役づくりの影響かしら。


こちらの作品も、

映画「サバカン SABAKAN」同様に、

小学生くらいのお子さんが、初めて観る実写映画として、おススメの映画です!


「好きなことばっかりで、勉強は今ひとつ」と子育てに悩んでいる

お母さんたちにもおススメ。


あなたの子育て

それでよい」のでぎょざいます!!!

と背中を押してもらえそう


大好きを貫いて

大成した偉人の影には


寛大で偉大なる応援団

母親の姿あり



井川遥さん、

まさに子どもの大好きを応援する

最大の応援団長を

温かい眼差しで好演されていましたね。



子どもの好きを応援する

子育てバイブルとして

観るのもいいかも




子育て中のお母さんに、ファミリーで

小学生が初めて観る実写映画におススメ!

勉強ができるかできないかなんて

関係ないでぎょざいます!!!


★★★★☆
(星3.5


鑑賞日時
2022
93日(土)

桂川イオンシネマ

2022年製作/139分/G/日本

配給:東京テアトル



  のん(能年玲奈)

1993713日生 兵庫県出身 蟹座 A型

2006年、ローティーン向け雑誌「ニコラ」のモデルオーディションでグランプリを受賞。以降、同誌でモデルを務めるほか、CMなどに出演する。女優としては映画「告白」(10)でデビューし、「カラスの親指」「グッモーエビアン!」(ともに12)やTVドラマに出演。12年には「カルピスウォーター」の第11CMキャラクターにも起用された。13年、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロインに抜てきされ、一躍人気の若手女優となる。翌14年は、映画「ホットロード」と「海月姫」で主演を務める。167月、所属事務所からの独立を機に、芸名を本名の能年玲奈から「のんに改名。国内外で高い評価を獲得した片渕須直監督の「この世界の片隅に」(16)では、主人公すず役でアニメ映画の声優に初挑戦した。

芸名の「のん」は友達からの呼び名からとった。カタカナ表記や名字をつける候補もあったが、ひらがな2文字に落ち着いた。




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