③「段取り命」 | 「正真正銘の勝負師」への道程

「正真正銘の勝負師」への道程

「若者たちに『わくわく』を届けたい!」
そんな想いを抱き、働きながら法律家になることを目指しています。受験勉強のことだけでなく、日頃感じたことや考えたことを記録として残していきたいと思います。

はや、2か月近く更新していないんですね。

それはすなわち表題にある「段取り」ができていないことの現れかもしれません。


仕事においても、学習においても、大変重要視される「段取り」。

仕事の面では、ちきりん氏のエントリーに言い尽くされているので、

こちらを参考にしていただければと思います。


「めっちゃ重要なスキル その1」


http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20130201


こちらのエントリーは何度も印刷して、部下や後輩への指導に使用しています。



当たり前すぎることなのですが、仕事は自分のペースでできるわけではないので、

このスキルをどれだけ意識的に使えるかということは、きわめて大切です。


そうはいっても、ただ「段取りを考えて、工夫して仕事しろ!」と言っても

部下はなかなか言うことをきいてくれません。


ご褒美がないと、人はなかなか動いてくれないものなのです。

まして、わが社はお役所もどきなので、成績をあげれば「おちんぎん」が上がる、というわけでも

ありません。


そこで自分が係員に対してどのようにこの段取りを意識させているか、そのヒントを少し書こうと思います。


①年休20日取得の義務化

  うちの会社の年休(有給休暇)は20日間与えられてます。それとは別に夏休みは5日間の取得が

 可能です。夏休みはともかく、有給休暇についてはなかなか取得できない会社や部署がほとんど

 だと思います。しかし、せっかく会社として認めているものをみすみす使わずに済ますことは、

 なにより自分がもったいないと思うのです。

  そこで、係員全員に年休20日の取得を義務化しています。

  「年休とってもいいよ。」ではありません。「年休20日取れ!」です。


  年休20日と夏休み5日取るとなると合計25日の休み。2週に一度は週4日勤務になるわけです。

  すなわち本来平日2週間で10日間働くところ、9日間しか働かないことになります。労働時間は

 一割減となるわけなので、1割効率よく働かないと、自分の仕事は終わらないということになります。


  そのようなカタチで初めから労働時間を切ってしまい、本気で1割以上効率や仕事のスピードを

 あげることを要求するのです。

  「自分は休まなくてもいいから、ゆっくり仕事を行いたい。」というのは、認めないようにしています。

  段取りや工夫をすることで、仕事力を上げることが目的だからです。


  すると、年末になると「お前、これから先は一日おきしか出社しないつもりか!」という一般的には

 おかしなお説教をしなければならなくなります。


  でもこちらはそれくらい本気で取り組むようにしています。

  自分自身はこの一年、17日しか年休取得ができなかったので、大変反省しているところです。

  来年は繰り越される分も含め、トータル30日以上有給休暇を取得することを本気で目指します。


②超過勤務の事前申請

  わが社はお役人もどきなので、超過勤務に対するお手当(残業代)は当然支払われます。

  しかし、残業もしないに越したことはないので、事前申請を必須としています。


  たとえば「○○の業務を行うので、19時まで残業します。」と事前にやることと時間を発表させます。

  この「やるべきこと」と「その時間」をあらかじめ発表するためには、その○○がどれくらいの時間が

 かかるかを把握できていないといけません。それが把握できる人がはじめて「段取り」ができるという

 ことになるのです。

  もちろん、結果として19時30分かかったとします。その場合には、事実19時30分まで仕事をして

 いたのですから、超過勤務申請は19時30分まで認めます。

  しかしここで係員には「なぜ19時までで終わると思ったのか、検証すること。」を要求します。

  業務の内容・量を理解できていなかったのか、自分の業務スピードがわかっていなかったのか、

 想定していなかった事象や余計な雑務や障害があったのか、これらを検証することで、自分の仕事

 スピードを認識することが可能となり、それを踏まえてどのようにスピードアップをはかることが

 可能となるのか、係員自身に考えてもらうことが目的です。

  

  これら二つの取り組みは、自分が係長になる前から構想していた方法論であり、係員たちの仕事に対 

 する姿勢も明らかに変わりはじめました。

  この「段取り」の発想は当然、自分の野望である司法試験・予備試験を突破するために欠かせない

 ものだと思います。


  最近は仕事面でも十分にできていなかったけれど、今日、このブログを再開することに伴い、

 改めて意識的に取り組んでいければと思っています。


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