1年目の職員に薦める書籍② | 「正真正銘の勝負師」への道程

「正真正銘の勝負師」への道程

「若者たちに『わくわく』を届けたい!」
そんな想いを抱き、働きながら法律家になることを目指しています。受験勉強のことだけでなく、日頃感じたことや考えたことを記録として残していきたいと思います。

①では、「自分のアタマで考えよう」(ちきりん 著)を紹介しました。


自分のアタマで考えよう/ダイヤモンド社
¥1,470
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二人の職員は、ともに1ヶ月の間に読み終わり、いま感想文を書いているところ。

それよりも、問題解決のための思考に理解を深めてくれていることを、うれしく思いました。


一人の職員がある課題について、自分に相談を持ちかけました。


彼なりに考えているようではあるが、なかなかぐちゃぐちゃとはっきりしない。

そこで、上記書籍を引き合いに出しながら、イシューを探り、問題点の整理を行いました。すると


「それ、本の中にありましたね(笑)」


この気づきにより、僕が示していることが、本の内容と同じ思考プロセスをたどっていること、

またその思考プロセスの全体像を、質問した職員がすでに本を読むことでつかんでいること、

このことを理解してくれていることが大変うれしい出来事でした。


問題解決の際、同じ土俵に乗って、同じルール・プロセスで考えていけることは、議論が不必要に

混乱することなく、相談に応じるこちらにとっても負担軽減につながると思っています。


さて、2冊目に紹介する本はこちら。「採用基準」(伊賀泰代 著)です。



採用基準/ダイヤモンド社
¥1,575
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ちまたでは、ちきりん氏と同一人物であると噂の、マッキンゼー採用担当者による「仕事力」の内容

が紹介されています。


それは「リーダーシップ」です。


詳しくはぜひ内容を読んでいただきたいのですが、ところどころちきりん氏と共通する「大企業に入ったら、それでいい、という思考停止的発想の否定」があちこちにあらわれ、「東京都」という大企業に準じた

組織にいてその煮え湯を日々呑んでいる自分からすると、かなり痛快です。


また途中にあるコラム「東京大学における法学部と経済学部の学生の格差」も、まったく共感するばかりです。法学部で司法試験・法律家を目指す若者には、こういう見方があるのかと考えるきっかけにしていただければと思っています。


「仕事はやった者勝ち」を一つの信念を持っている自分としては、その方向性の正しさにお墨付きをいただけたような気さえする(勘違い?)、主体的に仕事をし、主体的に生きていくための指針ともなりうる本です。ぜひ読んで、考えてみてほしい本です。


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