180. 2019年PGAショーウィークレポート その2 | 宮崎太輝のグローバルスタンダードゴルフ!

宮崎太輝のグローバルスタンダードゴルフ!

NY出身のティーチングプロ/トレーナーであるタイキが、日本のレッスン業界を面白くするために始めたブログ。日本とアメリカ最先端のゴルフレッスン/トレーニングの違いを教えてあげちゃいます;)

02/04/2019投稿者: BEYONDPACIFIC

こんにちは。

Beyond Pacific Golfのたいきです。

日本に帰ってきて数日ですが、日本の暖かさに感動しております。

もう、1日中練習場でボール打っていたいです。

練習しないとレッスンで学んだことが身につかないからね。

時間を作って練習したいところだぜ。

前回は、PGAショー前日のティーチングサミットの模様について話をしました。

で、今回はそのサミットがどう良かったのかって話をします。

今回のサミットのプレゼンターはゴルフが専門の人(プロやコーチ、ドクター、トレーナー、統計家など)だけではなく、

専門外の人(SEALSの教官、有名な本の著者、ダンスの講師など)もプレゼンしたんだよね。

僕の勝手な見解だけど、

今回のサミットでプレゼンターが共通して持っていたテーマは主に3点だったと思う。

まず1つ目はどのようにして新規のゴルファーを獲得し、業界を盛り上げていくか、

2つ目は、ゴルフを初めたばかりのゴルファーからトッププロまでどのような指導やコーチングしていくか

3つ目はアマチュアからトッププロまでどうコミュニケーションを取り、より良いプレイヤーを育てるか

ということ。

まず1つ目の新規のゴルファーをどのようにして獲得するかということに関しては、

ゴルフ競技人口の分析からまだまだアプローチしていない層のポテンシャルゴルファーが数多く存在するという分析、

レベル別のゴルファーにゴルフ場がどのようなリクリエーションを行いゴルファーにもっとゴルフ場に来てもらうかというフローを作るのか、

ゴルフ場にくるリクリエーショナルゴルファーに対してどのようなリサーチのアプローチをしそのフィードバックによりどのようなサービス改善をしていくか、

そしてゴルフはやっているけどレッスンを受けていないゴルファーにどのようにしてレッスンを受けてもらうフローを作るか、

レッスンを受けてくれるようになった生徒さんたちに対してどのようにして質の高い指導とエンターテインメントを提供するか

ということを話していた。

徹底していたのは、どのようにして「ゴルフを楽しまなきゃ損!」と思わせるかを一般ゴルファーに伝えるのかということだったと思う。

5年前、僕が日本からNYに戻って来てからどうやってゴルフの人口を増やすかっていうのをずっと考えてきたんだけど

ゴルフ場のオペレーション自体変えなきゃいけないんじゃないって考えに至ってた。

でもそれ以外に色々とできることがあるんだなっていうのがなんとなく見えたのが良かった。

次の指導やコーチングに関して。

これに関しては、内容のほとんどが運動学習だった。

うん、本当に。

SEALSの訓練とか、ダンスの教え方、その他有名なプロやコーチの指導は情報処理的アプローチに基づいてたし、

今アメリカのゴルフ指導では運動学習というTrillium Roseって女性のPGAプロなんだけど、

彼女のMotor Learningプレゼンは僕の講習内容とほぼ被ってたしね。

どんなに素晴らしいスイングの理論があっても、

ゴルフが上達するためのシステムがあっても、

なんでも数値化してくれたり可視化してくれるテクノロジーがあっても

それだけじゃ足りないんだ。

指導する上で、提供すべき情報の量やタイミングは生徒一人一人異なる。

それを見極め、ヒトが運動を学習する過程を考慮にいれた指導ができたら

生徒さんたちは信じられないくらいすんなり指導内容を受け入れることができる。

だから運動学習を考慮にいれた指導っていうのをゴルフだけじゃなく色々な分野の人も活用してるんだなっていうのがわかった。

僕が学生の時クソつまらない授業だけど、

絶対にこれが将来役に立つと思って運動学習を研究して本当に良かったと思ったよ。

昔書いた運動学習のブログ

まあその反面、アメリカって国を恐ろしくも思ったけどね。

今のところ僕と同じことができるインストラクターは数人しかいないのはわかってるけど、

この国はそれをスタンダードにしうる可能性があるって確信した。

日本で僕が運動学習を謳ってもう何年になるかわからないけど、

僕の元を訪ねてきてくれたやる気MAXなインストラクターしか勉強してくれなかった。

でもアメリカはその間運動学習をとんでもないスピードで拡散して、あらゆる分野で活かしまくってたんだから。

やっぱりこの国はスゲーなって思ったよ。

そんで最後はコミュニケーションについてだね。

去年は生徒さんや選手たちとどうやって付き合っていくかっていうのをずっとケンちゃん(Beyond Pacificの社長)とずっと議論し続けてきてたからとても興味深かった。

まあ考えていたこととほとんど合ってたんだけどアメリカの方がより良いプレイヤーを育てること意識してるように感じたなぁ。

ざっくり言うと、GoodよりもGreatな選手を育てるって感じ。

たかだか考え方の話なんだけど、先をいかれた気がしてめちゃくちゃ悔しかった。

とても勉強になったぜ。

とまあサミットの内容はこんな感じの理由で良かったなと思ったわけです。

話聞いてて面白そうだと思ったでしょ?

朝早くから夕方までだけど、ゴルフ関係者は来た方が良いと思う。

てか、いつも思うのはなんで日本からサミットやれPGAショーにコーチ来ないの?

英語がわからないって?

そんなん隆介くんだって完璧にわからねーよ。

でも僕と一緒に行動して、プレゼンが終わる旅に内容について逐一質問して解説を聞いて、

講習内容をビデオを撮って日本にそれを何度も何度も見返してって方法で彼はちゃんと消化してる。

彼みたいにしたら、英語が完璧にわからなくても内容を理解できるじゃないか。

来るのを躊躇してるヤツがいたらできるだけサポートするから、英語がネックで来ないって人は来て欲しい。

サミット中、

僕とりゅうすけくんが選んだプレゼンには必ず有名な、ほんと日本の人でも知ってるようなビッグネームのメジャーチャンピオンのインストラクターやツアーコーチが何人もいて、

真剣に話を聞いてノートを取り続けてたぞ。

ゴルフ最高峰の国のトップがそんな感じなんだぞ。

それを知らないで日本のトップコーチらが「世界に通用する日本人選手を育てる!」とか言うのはちゃんちゃらおかしいぜ。

ケッ。気に入らねえ。

最後に日本のコーチらのバッシングがでちゃったけど、

今年のティーチングサミットは

USPGAから業界を今よりも何が何でも良くしていこうぜ!っていう強い意思を感じた。

業界が縮小してるっていわれてるけど、アメリカのゴルフはきっと今よりも良くなる。

日本のゴルフ業界でも早くそうなって思わせてほしいものだぜ。

今回は以上さ。

次回はデモデーに何をしたかって話をするぜ。

お楽しみに。