165. 本質的なフィッティングとは? シャフトにかかるLoadの話(2017年版) | 宮崎太輝のグローバルスタンダードゴルフ!

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NY出身のティーチングプロ/トレーナーであるタイキが、日本のレッスン業界を面白くするために始めたブログ。日本とアメリカ最先端のゴルフレッスン/トレーニングの違いを教えてあげちゃいます;)

12/24/2017投稿者: BEYONDPACIFIC

 

こんにちは

Beyond Pacific Golfのたいきです。

マンハッタンはクリスマス色が強くて観光の人たちで溢れかえっております。

この人混みは僕みたいな引きこもりには耐えられませんな。

とっとと地下鉄に潜って帰りたいでござるよ。

まあイルミネーションとは綺麗だけどね。

さて、今回はShaftMaxで何ができるかという話ですな。

まず、ShaftMaxはスイング中のシャフトにかかっているLoad(負荷)を測定してくれるのさ。

Loadって言い方ではピンと来ない人もいるかもだけど、

要はシャフトにどれくらい力を作用させてるかってのがわかるんだね。

シャフトに力を作用させたらその分シャフトは曲がるもしくしなる。

ボールを打つ上で、シャフトがどれだけしなるのかっていうのはとても重要。

シャフトは適切にしなった状態でインパクトできたらクラブヘッドは設計通りに機能して適切な打ち出し角やらスピン量でボールが飛んで行くとしよう。

でも、シャフトがしなり過ぎたらヘッドごと上に向いちゃったり

しならな過ぎたらヘッドは十分に上を向かなかったりするから適切な打ち出し角度やスピン量でボールを飛ばせなくなるんだ。

その弊害の例が何かって言ったら飛距離とかだよね。

弾道測定器を使って練習してたりレッスンしてる人はわかるかもしれないけど、

ドライバーのスピン量が1000rpm違ったら簡単に20Yとか飛んだり飛ばなかったりしちゃう。

ある程度の飛距離を達成するのにも安定させるのにも

スイング中、適切にしなってくれるシャフトがゴルファーに求められるんだ。

んで、ShaftMaxで測定できるスイング中のシャフトにかかっている負荷っていうのがシャフトの選定にとても役立つということなのさ!

ゴルフの理』ってサイトがあるんだけど、最後のページで著者はこのように書いている。

MーTracerにはまだ,たわみ予測の機能は実装されていませんが,そう遠くない未来に可能になるでしょう.この機能があれば,山のようなクラブの選択肢から,あなたのスイングにあった,適切なクラブを選んでくれるはずです.

まとめ:

適切なシャフト選ぶためには,まずたわみの原因を知ることです.

*結構ハショってるから、興味ある人は全部読んでちょ。面白いから 😉

この文章はM-Tracerを開発された先生(実は過去に一回このブログに登場されてるよ!)が書いたものだと思うんだけど

ShaftMaxはまさにたわみの原因であるシャフトにかかる負荷を実測しているんだ。

実際、この機能を使えば山のようにあるクラブの中から適切なものを選ぶことができる。

それだけシャフトにかかる負荷を測定することは本質的なフィッティングを行う上で大切なんだ。

じゃあその測定した負荷をどうフィッティングに生かすかというのは次の記事に書くとして、

ここからはゴルファーがシャフトにかける負荷っていうのの特徴を簡単に3つだけ紹介するのだ!

1. 誰1人として、シャフトにかける負荷が同じ人がいない

ゴルファーがスイングをした時

シャフトへの負荷のかけ方には個人差があるってこと。

当然だよな。

その人の年齢、性別、体格、筋量、生きてきた環境や文化的背景全部違うんだから。

スイング時の力の発揮の仕方は全員違うさそりゃあ。

ここではグラフの説明はしないけど、最近フィッティングにきてくれた6名のシャフトの負荷のかけ方をみてみよう。

波形の形が皆違うでしょ?皆負荷のかけ方が違うってことなんだ。

だからある人が「このシャフトの振り心地とショットの安定性最高だから君にもおすすめだよ!」っていってきたとしても

その人とその話し相手の負荷のかけ方は違うだろうから振り心地も違うだろうしショットの結果も変わるのが予想できるよね。

2. シャフトへの負荷のかけ方とショットの良し悪しは関係ない。

僕の会社社長のケンさんがShaftMaxで良いショットを打った時の波形がこれ。

ちょいダフってヒールに当たった時の波形がこれ。

一緒でしょ?

よくお客さんにフィッティングに行ったのに全然当たらなかったからクラブを選べなかったってことがあるんだけど、

ShaftMaxで波形をみたらシャフトの選定はできちゃうんだ。

ミスをしようがしまいが、ほとんど同じ波形と数値がでてくるからね。

後は目的によってヘッドを選んだらフィッティングができちゃうし、

そこから問題解決に直結したレッスンができるようになるということなのさ。

3. シャフトへの負荷のかけ方はその場で変えようとしても変わらない。

例えば僕がStack and Tiltというスイングを学ぶ前と後のスイングのLoadデータを比較してみよう。

僕がS&Tスイングをした時のデータ

僕がS&Tを学ぶ前の状態に調整してスイングした時のデータ

構え方もボールの位置も体重配分もスイングも全部違うから

ショットデータもボールフライトが全然違うんだけど

シャフトの負荷のかけ方はほとんど変わらないのよね。

もちろん、シャフトにかかる負荷を理解してスイング改造に取り組んだ場合は変えられる。

だから、ShaftMaxがあったら現状のスイングに合ったフィッティングも負荷のかけ方が変わることを見越したフィッティングもできるようになるんだ。

簡単にですがシャフトにかかる負荷の特徴ってのはこんな感じでやんした。

負荷もかかる方向と度合いでシャフトの挙動が凄く変わるから奥が深いんだぜ!

というわけで、今回はShaftMaxで負荷が測れるよっていうのとその負荷の特徴を紹介しました。

次回はShaftMaxの波形を使ってどういう風にシャフトの選定をするかということに触れていくのだ!

そのヒントの多くは『ゴルフの理』に書いてあるから、予習したい人は読んでみて 😉

次回もお楽しみに♪

たいき

参考文献

ゴルフの理(最終閲覧日:2017年12月23日)

http://www.sports.sfc.keio.ac.jp/~kenohta/Golf_lab./gorufuno_li.html