先週のブログですが、違うアカウントで投稿していた事が発覚www
気をつけなきゃw
と言う事で連投になります。
GW開始と共に為替が大きく振れました。
4月26日、明日から日本はGWというその日。
狙いを定めるかのように「円」が売られました。
瞬間安値「160.268円」
何十年ぶりの安さでしょうか。。。
プラザ合意(1985年9月22日)の翌年、1986年以来の円安なので38年ぶりと言う事になります。
当時は、ジャパンマネーが世界を席巻し「円」で買えない物はないぐらいの勢いでした。
優秀な日本製品を海外に輸出して外貨を稼ぎ、世界中で「円」の強さを誇った、今の世代には信じられない時代でした。
そこに貿易赤字を嫌った大国が詰め寄ってきて「プラザ合意」を押し付けられた。。。のかな。。。
そこからバブル崩壊を経て、空白の30年となります。
その間、製造業は苦しみ苦肉の策で海外調達を経て、なんとか円高でもやりくりできるように日本の企業は努力をしてきました。
一時「70円台」なんて時も経験しましたよね。
日本人の我慢強さや、創意工夫で乗り越えてきました。
そうしたら、いきなりの「円安」です。。。
輸入に頼ってきた企業は大打撃です。
日銀による円買い介入が行われたのでしょう。
7日後の5月3日には「151.856円」まで円が買われました(円高)
私の経験の中で、一週間の間に「10円」近くも為替が動くなんて事は経験がありません。
今、目に見えないところでせめぎあいが行われているのでしょう。
私の私見ですが、日銀が頑張っても所詮限界があります。
世界のマネーの渦に飲み込まれる日も近いでしょう。
いずれ「170円」が当たり前になる日も来るかもしれません。
そうすると何が変わるか考えてみましょう。
輸入に頼り切っている日本経済。
「150円」のラーメンが「170円」になります。
判りづらいですね。。。
「3000万円」の一戸建て住宅が「3400万円」になります。
物価が13%上がると言うことです。
それに消費税10%だから、消費税も13%のしかかってきます。
みなさんの所得を13%上げるのは簡単ですか?
これが円安の怖さです。
輸出業は潤ってくるかも知れませんが、周りを見渡してください。
空白の30年の間に、日本の製造業は衰退の一途を辿ってきました。
全体の数字を見れば、ごく一部でしか恩恵を得ないでしょう。
皆さん、他人事ではなく自分に置き換えて考えてくださいね。
日本人のDNAは優秀です。
必ず打開策を見つけ出します。
100年に一度の大きな変化の時が近いような気がします。
常にアンテナを張り巡らせましょう!
次回は「ドルの凋落」について書きたいと思います。
今週もありがとうございました。