【熱いのはお好き?】人生のプロジェクト:山崎拓巳
- 人生のプロジェクト/山崎 拓巳
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
こんにちは。TMstarです。
今日紹介する1冊は、山崎拓巳さんの「人生のプロジェクト」です。
本魂!の企画、「数珠つなぎ書評」の続きです。
一見すると写真集のようです。
本書は
「期限の決められた物事はすべてプロジェクトである」
という熱いメッセージから始まっています。
人生には限り(時間制限)があり、何かをなしえようと思ったら「動き出すこと」を薦めています。
本書の写真は、ほとんどの場合「子供」の写真です。
しかもアフリカなどの、いわゆる「裕福ではない」子供たちです。
しかし写真の子供たちの目は生き生きと輝き、未来に対する期待と夢でいっぱいのようです。
本書のポイントは
自分の人生の主役は、自分自身。
です。
★本書の3ポイント★
1.どうなったら楽しいか?
2.いつまでにやるか?
3.どう、やるか?
★超個人的感想★
魂を刺激する「熱い」言葉で、本書は構成されています。
答えの決まっている問題の解き方は、学校で教えてくれる。
しかし、人生とは問題の設定もその解法も
自分自身でおこなわなければならない。
人生は思ったとおりになる。
「人生は思いどおりにならない」という人は
「思いどおりにならない」と思ったからこそ、その通りになっている。
なんて言葉は、ボクを「ハッ」とさせましたね。
数多の自己啓発書のいわんとするところは
ただひとつ
「実行しろ」
です。
その具体的な方法や効果を、手を変え品を変え、さまざまな人がさまざまな方法で書いているわけです。
しかし、実行する人は数%だといいます。
だからいつまでも、自己啓発書は出版され続け、売れ続けるわけですね。
本書は「熱い」言葉で背中を押そうとしています。
子供たちの写真のうえに重なるように「熱い」メッセージが語りかけます。
本書はそれだけでいいと思うのですが
おしいことに「MECE」について書いています。
「MECE」って問題の洗い出しや解決、分類には効果的なツールであることに異論はないのですが
この本で語ることかな・・・
という印象をうけてしまいます。
例えていうなら
それまでのメッセージが高速を走り、ワインディングでの遠心力を感じるような、気分の高揚するドライヴ感を感じるものだったのに
いきなり一般道のスピードで運転したり、あるいは教習所で車の運転を習うような、レベルの差を(あまりにも急に)感じてしまうのです。
確かに、読むことで「やった気」になる自己啓発書にしたくなかったのかもしれませんが
「MECE」などのロジカルシンキングを教えるような本ならば、他に優秀な本があり、詳細に教えてくれることでしょう。
本書で中途半端に語ることはなかったかと思います。
それでも手元において
仕事につかれたとき、人生に希望がなくなりそうなときに
読み返してみるには、非常に良い本だと感じます。
そういう気分のときって、長くて難解な文章を読みたくはないですからね。
短い言葉で、バシッと背中を押してくれる。
(「いまのままでいいんだよ」なんていわなくても、人は動き出せる)
そんな座右の書として、本書をお読みください。
ぜひご一読ください。
★本書の「熱い言葉」★
夢をかなえるまでのプロセスは単純だ。
間に合わないことはあっても
できないことはなにもない。
自由になる。それはなにかから逃避することではなく、自分が自分のボスになることだ。
問題も解答も用意されていない。つまり自分の問題を設定し、その答えを模索するしかない。
これが自分の人生を、自由に生きるための
ただひとつの方法である。
ブレスト=常識をぶっ壊す
目標は追いかけるものであって、追いかけられてはいけない
小さな仕事を職人のように、きっちりこなす
「やってほしい」と頼むよりも、「やらせてほしい」と言わせたい
プラス思考とは決して「マイナス要素から目をそらすこと」ではなく、最悪な状況をできるだけ洗いだし、「先手を打っておこう」と考えられる思考のことだ
成功は必ず失敗の延長線上に存在している。
恐がらなくてもいい。死ぬこと以外はかすりキズだ。
It's a show time!(はじめよう)
問題はその人が超えられる範囲のものしか
あらわれないし、見えないのだ
「めざす」と「がんばる」は違う
★今週のキラーパス★
さてさて、本プロジェクトの目玉、キラーパスですが
今回の書籍紹介は「熱い言葉」にこだわってきたので
キラーパスも「言葉」にこだわった3つの質問をしようと思います。
【1】
もっとも幼い記憶の中で、人生に影響をあたえた「言葉」はなんですか?
【2】
人生を大きく変えた「言葉」、もしくは今の自分の人生の根幹をなしている「言葉」を教えてください。
【3】
目の前になにかに絶望しかかっている人がいるとします。
この人を絶望から救うための、最も「熱い言葉」をひと言だけかけてください。
ちなみにボクは
【1】
テストで0点をとってしょげている「のび太」に、先生がかけるひとこと
「人間の目はなぜ前だけについているかわかるかい。前だけを向いて生きていくためだよ」
【2】
「為せば成る。為さねば成らぬ、なにごとも。成らぬは人の為さぬなりけり」
ことあるごとにこの言葉をつぶやいています。
【3】
なんだろな~。これだけはまだまだいい言葉がみつかりません。
KUROさんの「熱い言葉」に大期待!です。
キラーパスに「熱い言葉」でこたえてくれているKUROさんの記事はコチラ!