お待たせしましたわよ!
(後編も意外と早くアップ出来たわ。別に暇じゃ無いんだぞ。寸暇を惜しんで書き溜めておるのだ)



さて前回からの続き。

山県市役所から出発。

目指すは九頭師坂(くずしざか)峠。
関市洞戸上菅谷と山県市美山西洞の間にあるトンネルの峠。

【区間データ】※STRAVAデータによる
距離:1.85km
獲得標高:182m
平均勾配:10%

美山洞戸線を北上。

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曇り空ではあるが、雨が降る気配は無い。



8:30頃 目的地付近まで来た。
Yoshinari Nodaの腰の調子が良くなく、ここまでの道程も度々遅れてきた。この坂はキツいし大丈夫かなー、と一抹の不安がよぎる。

彼とワタシを除くみんなは九頭師坂峠になだれ込んで行った。ワタシは彼との距離を確認しながら少し待つ。それからワタシもIN。

過去に一度登ったが、結構ツラい記憶。

最初の500m位は270〜310Wで登る。そこから600m迄は勾配がキツくて130W位しか出ていない。その先、一旦勾配が緩む区間で300Wを回復するが、残りの1kmは勾配が全般的にキツくて200〜260W程度を行ったり来たり。つづら折れ区間で上を見上げるとチラチラとK原さんHiroki Ishikawaの姿が見え隠れするが、一向に縮まらない。Hiroki Ishikawaの実力は知っているが、K原さん速い。

ヒーヒー言いながらクソ重いペダルを踏み、いつになったらゴールが見えるのかをただひたすら願いながら走る。



「ア、アカーン、もう脱糞ダァ(気が抜けた志村けん風に)」


もう訳の分からん心境にまで追い込まれていたところ、やっとトンネルが見えた。


ゴールだ...。


何とか最後は平静を取り戻したフリをして、サイコンのストップボタンを押した。




ぁぁぁぁぁぁぁぁ。。。


全身の力が抜けた。


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登ってきた方向を呆然と見つめる。


バイクを降り立ち尽くす。本当にしんどい。
先着していたHiroki Ishikawaは遅れたYoshinari Nodaを迎えに下りていき、彼を連れて登ってきた。

全員ゴール。


数分の時間が経ち、少しずつ回復してきた。

「あ、そうだ。」

ひとりトンネル反対側へ抜ける。


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内緒だが尿意をもよおしてしまい、「位置について、尿意、ドン!」でトンネルの向こうへ走り、お聖水で可愛い苔たちを愛でてあげた。誰も知るまい。ふふふ。



帰宅後、Flybyを確認したら以下の順。
1.S村くん
2.SHUTAくん
3.H本さん
4.2Go Matsunami
5.K原さん
6.Hiroki Ishikawa
7.ワタシ
8.Yoshinari Noda

H本さんはなんと3位!ワタシと同い年だよ...。

各々の本気度は分からんがワタシに言わせりゃ、

全員はえーよ!勘弁して...(涙)



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「来月のソフトバンクのスーパーフライデーは何やろね?」「え、まだ気が早くない??とりあえずサーティワンのアイス食っとこーぜ!」
なんて会話をしているのだろうか。
...みんなのケータイのキャリアすら知らない。

Yoshinari Nodaは兎に角 腰が痛そう。


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Ave.242W。3.9倍。金華山よりチョット悪い。



九頭師坂峠を楽しんだ後は、坂では無くモネの池を目指す。
実はワタシ、一度も行った事が無いので密かに楽しみにしていた。

少し風が吹く中、一向はひた走る。
しかし、Yoshinari Nodaが遅れる。ワタシはペースを落として後ろをチラチラとチェックする。

んでも明らかに差が開いてきたので、一旦停車。みんなに声掛けしたが風が吹いているからか、声が届かず。
Uターンして彼を迎えに行く。

すると彼は既にバイクをおりていた。


yo「腰が痛くて。。離脱するわ。みんなに迷惑掛かるし...。」

迷惑では無いし、それはどうでも良かったが、これ以上腰が悪化しても良くないので自走出来るかを確認し、ゆっくりなら帰れるとの事なので、残念ながらお別れする事に。



Yoshinari Noda   DNF



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 Title: Yoshinari Noda 九頭師に散る / photo by Team Kobato3号Sugiyama

とてもいい奴だった。
君の事は2、3日忘れないよ...(号泣)



Yoshinari Nodaの最期を見届けた後、ワタシは独走でみんなを追う。
風が少し強い。速度維持が大変。

だが、密かに期待していた。
途中で待っていてくれているだろうと。

ごめんな、みんな。もう少しで追い付くから!





























モネまでひとり旅やんけ!(怒) なんちゅー薄情な奴らだw





この惨状だと、モネの池も堪能済みかと思ったが、ほんの僅かな良心が芽生えたのか、一応待っててくれた。


小移動して池に到着。みんなでしばし堪能。

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これが噂のモネの池か!
自分の目で見ると期待よりは澄んで見えなかったが、ファインダー越しだと何故か澄んで見えた。天気が良いともっと綺麗に澄んで見えるとの噂も。


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前編の話でSHUTA君が釣ったのはモネ池の鯉


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他にも観光客がチラホラ。鯉を飼い慣らすオジちゃんがいて、鯉をワラワラ呼び寄せていた。
 

モネの池を鑑賞しながら、各々エネルギー補給したりして本日最後の目的地であるはじかみ林道へ向かう。

終始Hiroki Ishikawaが先頭を牽いてくれたので、とても気持ちの良いペースで走る事が出来た。
(Hiroki Ishikawaの平坦の走力は特に凄いネ)



10:15    モネの池から30分強で目的地到着。

はじかみ林道
【区間データ】※STRAVAデータによる
距離:2.5km
獲得標高:166m
平均勾配:6.4%


本日は通称”裏はじかみ”と呼ばれる、通常とは反対側からのコース。

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通常コース:青色の矢印方向へ登る(北進)。
裏コース    :赤色の矢印方向へ登る(南進)。


本日の予定では最後となる坂。

スタート。

ワタシは勝てる筈も無いので後方で待機する。S村君SHUTA君が牽制しあっているような状態。
しばらくの牽制の後、S村君が仕掛けて行った。すかさずSHUTA君もついていった。
一気にペースが上がっていったのでワタシは260〜280Wのペースを守って走る。それでも結構キツいのだが。ワタシの横には2Go Matsunamiがついている。
K原さんが少し先を走っていたが、何とか追い付きたいと思い踏ん張る。すると少しずつ距離が縮まってきた。
そこからは3人で付かず離れずで登る。みんなそこそこキツい状態の筈だと信じて我慢。

途中で左からH本さんにスーッと抜かれていった。

このヒト一体何者?? 頭が混乱する。
ワタシのレベルよりも頭ひとつ(いやそれ以上)抜けている。
H本さんの姿は間も無く視界から消えた。


心身共にツラい。。

先程登った九頭師坂峠のように「あとどれだけコーナーをクリアしたらゴールなんだ?」と、そればかり考えていた。
何度かペダルを踏む脚を弛めようかと思ったが、ここで諦めたらいつもと同じなので、心折れそうな自分を鼓舞しながら我慢。

緩い右コーナーがひらけてきたところにゴール目前の目印であるトイレが視界に入った。
出し切れる最後の力を振り絞ってペダルに力を込める!一車身空いていたK原さんに追い付き、そして前へ出る。そのまま緩めずに頂上まで!
...というギリギリのところで2Go Matsunamiが姿を見せ、横に並ばれた(か、差された)。

ゴール。

しばし脱け殻。全身が痺れたような感覚。
久々に出し切った感があった(←久々かーい!)

トップ3は以下の通り。

1.S村くん
2.SHUTAくん
3.H本さん


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前方の彼等がいる辺りが頂上。


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緑の屋根がトイレ。裏はじかみルートだと右手に見えてくる。他にも数名のローディーが坂を楽しんでいた。


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Ave.235W。 最大心拍数がなんと194bpm!
自己タイか自己新。 ちょっとヤバめだろ、これは。


休憩もそこそこに、そのまま反対側へ下りる。


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K原さんSHUTA君は知り合いでした。


時間があれば山県市の喫茶店ハーブレンドでお茶しようとなったが、時間の都合で山県市役所前のソコでアレを飲む事にした。

しばらく談笑した後、ここで解散とした。

K原さん、H本さん、SHUTA君、S村君と別れ、ワタシはHiroki Ishikawa、2Go Matsunamiと帰路へ。


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2,031kj。まあまあの運動量かな。TSSも設定せなあかん。



今回もまた普段の練習とは違う刺激を沢山頂けて良かった。人との繋がりって本当に何物にも代え難い財産だと今回も実感した。

ご参加くださった西美濃PEDAL MONSTERSK原さん、H本さん、BREEZASHUTA君、CCCS村君、そしていつものメンバーに感謝したい。

本当にありがとうございました!

また次回も計画して一緒に脚を削り合いましょう!



おわり