remain ~本堂史子の記憶

remain ~本堂史子の記憶

本堂史子のつれづれ日記 色々あるでよ

バクチク現象行ってきました


毎年12月29日は武道館でDIQ(THE DAY IN QUESTION)と銘打ったライブが行われるのが恒例だったんですが。

訃報から公演の中止、代わりにバクチク現象と銘打ったライブが開催されることが発表されました。

正直会場に着いて始まるまで、何が起こるかそれを見て自分がどうなるか怖くて仕方なかった。

25年、四半世紀好きだったバンドなので。

あっちゃんの居ない舞台を見るのも怖かった。

始まる前に既に半泣きでしたが。


始まってセンターマイクがいつもあるところにスポットが落ちて、ああ、見えないけど居るんだな、みんなの中に。と思うともう泣けてきて。

ずっと号泣しながら見てました。

声出さないようにタオルで口を抑えて見るのが精一杯で。

記憶はあるようで無い、というのが正しいかも。

だからこの先の文章が合ってるのかは分かりません。許して。


後ろのビジョンにはメンバーの今の姿と共に、あっちゃんの過去の映像が流れ、いつかのライブのあっちゃんの歌声が流れ。

舞台を見なければまだあっちゃんがそこで歌ってるようで。

でも見える映像は最新では無い、知ってるあっちゃんなのがなんだか寂しくて悲しくて切なかった。

愛しのロックスターで、今夏急逝したDER ZIBETのボーカルISSAYさんとのツインボーカルの動画が流れたとこからのさくらでやられてしまった。

さくらが流れ終わったとこで精神がぷっつり切れて立ってられなかった。膝が笑って力が抜けてしまった。そこからはずっと座って聴いて観てました。


曲のラストにあっちゃんのシルエットだけが写った映像が流れた時、あっちゃんが逆光で見えないだけでほんとにそこに立っているように錯覚して震えた。

悔しいけど最高の演出過ぎると思ってしまった。

全体的に映像がすこぶる美しかった。

ライブ映像はもちろんだけど、いつも曲のバックで流れる作られた映像、曲ごとに印象というかクオリティにばらつきあるんだけど、今回は統一された美しさを感じた。ほんとに全部綺麗だった。

でもシルエットはほんと反則(´;ω;`)


途中から何となく、夢魔やりそうだなと思ってたらほんとにやって…。

全体的にこれやるかも?って曲が流れた印象。


あっちゃんの映像、かなり昔から最近まで色々使われてたけど。

あっちゃん昔からかっこよくて綺麗だったけど、歳を増す毎に妖艶で美しく高貴で、どんどん魅力的になってくのが見えてほんと、常に最新が絶頂だったんだなと思った。

もう更新されない絶頂。


選曲がどれもあっちゃんへの弔いとか愛を歌ったような選曲で。敢えてなんだろうなと思うと。

メンバーが無理やりにでも背中を押そうとしてくれてるようで涙が止まらなくて。


メンバー全員のコメントを聞かせてくれて。

メンバーそれぞれの思いを生で聞かせて貰えるなんて思ってなかったからほんとに嬉しかった。

好きになってよかった。


あと、アニイが今日のはじめのドラムの入りミスって、あっちゃんの声とか映像がズレちゃってみんなどうなるの?ってなりながら演奏されたLOVE ME、なんとなくみんな張ってた気が抜けて、笑顔になれた。

あっちゃんがイタズラしたのかもなぁ。


来年アルバムを出すらしくて。

来年末のライブも発表されて。なんならチケット発売もされて。

それまでに笑ってあっちゃんのこと振り返れるようになれたらいいなと思ってチケット予約しました。

わかんないけど。

BUCK-TICKにあっちゃんがいない日かいつか当たり前に感じる日が来てしまった時に、同じ温度で好きでいられるか分からないけど。

もしかしたら離れる選択をする日が来るのかもしれないけど。

それでも嫌いには絶対ならないし、BUCK-TICKが好きだと胸を張って言える。

ほんとに素敵なメンバーばかりで。それを支えるスタッフの方も皆さん素晴らしくて。

ファンでよかったってほんとに思ったライブでした。

泣きすぎて顔パンパンだったけど、行ってよかったと思ってる。


余談だけどBUCK-TICKはファンも優しい。

本編とアンコール間で号泣してる私の肩を、隣に座ってた見ず知らずの女性がずっと撫でてトントンしてくれて。

過去にも開演直前に会場について慌ててカバン下ろそうとした時に、服がカバンに引っかかったの取ってくれたりした人もいたし。

みんな優しい。


あっちゃんのことでクヨクヨ言葉を綴るのはこれを最後にしようと思って。

日記にさせていただきました。

自分の中の、けじめ?みたいな。

つらつら書いただけで長いし文章ぐちゃぐちゃだけど。


また今日から仕事頑張るぞと。






最愛のバンド
BUCK-TICKのボーカル櫻井敦司の訃報を知らされた10月24日から1週間が経ちました。
1週間。たったの1週間。
生きてて1番長い1週間でした。まだ、1週間しか経ってなかったことに驚いてます。
年々早くなっていく1年を感じてたのに…1週間て実はこんなに長かったんですね。
やっと。少しずつ。泣きながらでも進み始める決意ができたので。
とりとめもないことをゆるゆると記していきたいと思います。この気持ちをどこかに残したくて。
長いので見たい方だけどうぞ。

19日のファンクラブ会員オンリーのスタンディングライブ中、3曲歌いきった後に暗い照明の中スタッフに抱えられて出ていくあっちゃんを見たのが最後になるとは思いませんでした。
翌日もあるから、翌日の方が整理番号がいいから明日最前列狙って今日は後ろでゆっくり雰囲気楽しもう、と思って。
舞台があまり見えないところに居た私は、あっちゃんが転倒したことにも気づかなかった。
いつものスタンディングよりパフォーマンス小さめなのかな?あまり動かないから見えないな、位にしか感じてなかった。
普段でも声が掠れるように歌ったりイヤモニと反響の兼ね合いで曲によって音やテンポが取りづらいことも時折あったりするから、聞こえる歌声自体で違和感は抱いてなくて。
休憩という名の中断の最中、廊下を空の担架を抱えたスタッフさんが走って行ったりインカムで状況確認しあったりザワついた状況にハラハラはしたけど。
そんな悪い状態だと思うほどの3曲じゃなかったんです。
結局あっちゃんもメンバーも舞台に戻らず、その日のライブが中止になり。会場から出るまで怖くて涙は出たけど。友達とLINEしたり会って話して少しだけ落ちついて。
あとは報告を待つしかないと帰路につきました。

あっちゃんと仲のいいDER ZIBETのISSAYさんを亡くしたばかりで心労もあっただろうし、35周年で1年強ライブ三昧で身体が休まる間もなく、コロナやらなんやらで延期になったライブもあって、繊細なあっちゃんは抱え込んでないだろうかと心配で。
年内のライブ全て中止にしてもいいからゆっくり休んで万全な状態に回復して戻ってきて欲しいと思ってましたが。
永遠にゆっくり休むことになってしまうとは思ってもみなかった。
いつもならある病状の報告が遅かったし、後に予定していたメンバーの他のイベントや毎日のブログが中止になったのもあってもしかして大病が見つかったとかなんじゃないかとか頭を過りましたが。
まさかあのまま…とは思ってもみなくて。今思うとほんとに1ミリも頭に無かったことに驚くけど。だからこそ全く心の準備も何も出来ていなかった。


当たり前なんて何も無いことはわかってたはずなのに、本当はわかってなかったのかもしれない。
明日がある、次があると思ってた。
今を捨ててた訳じゃないけど。
これが最後になるかもと思うくらいの情熱で常に居なかったのは事実で。それが本当に悔やまれる。

メンバーチェンジも活動休止もなく35年続いたバンドなんです。
メンバー間の仲も良くて太い絆で結ばれてて。
だから永遠に続くかのような錯覚を起こしてたのかもしれない。
あっちゃんは過去に病気で生死の境を彷徨ったこともあるし、この数年体調崩すこともよくあって。
それでもいつも戻ってきたステージではパワフルなパフォーマンスで魅せてくれて。
だから何となくごめんね、またやっちゃったねって笑って戻ってきてくれると信じて疑って無かった。


もうあっちゃんの記憶は更新されない。
年々深みの増していく声やパフォーマンス。愛と死生観に溢れた歌詞。可愛い話し方と穏やかな笑顔。
過去のものは追えてもこの先は無いということが辛くて仕方ない。
全てが美しくて愛おしくて大好きでした。
魔王と呼ばれたあっちゃんが天使になっちゃった。
そんな展開誰も期待してなかったのにさ。
ほんと、うっかりさんだな、あっちゃんは。

人生の大半を過ごした大好きなメンバーと共に舞台で最期を迎えた事実は、バンドのファンにとっては唯一の救いかもしれない。
最期まで表現者として生き抜いた、素晴らしい人でした。

35周年。9月に締めくくりを地元群馬のホールで終えられて。
コロナもあけて声出しも位置指定も解禁されたスタンディングツアー初日で。ファンクラブ会員に見守られたステージで。
さぁまた新たなる1年を、というところで志半ば。
きっとあっちゃんが一番悔しいだろうな。
死と向き合ってひたすら生きることを叫び続けたあっちゃん。
もっと生きたかっただろうな。
メンバーを残して逝くことは悔しかっただろうな。

BUCK-TICK50周年を夢見ていました。
フルメンバーではもう叶わないのが本当に残念です。
BUCK-TICKは私の中では永遠に1等賞のバンドです。
今井さんのインスタが
色々思うと見てて切ない。
私の中であの2人は対のような存在で、2人が並んでいるのを見るだけでほんとに幸せだった。
今井さんがこれからもBUCK-TICKやるって言ってくれたから。
今はそれを待つばかり。
正直真ん中にあっちゃんが居ないBUCK-TICKを見るのは今はまだとても怖いけど。
正直映像も歌もまだ観たり聴いたりがきつくて出来てないけど。
少しずつ気持ちが整理出来たらまたあっちゃんの遺した思い出に触れていきたいと思ってます。
せめて49日の12月6日は。あっちゃんに包まれて過ごせたらな。
忘れなければ永遠にその人は生き続ける。
うん。そうだ。そうだね。


あれから沢山ニュースやTwitterであっちゃんの名前を見て聞いて。こんなふうに見たくなかったと思うけど。
ほんとにたくさんの人に愛されてたんだなとも実感できた。
あぁ、私の推しはほんとに魅力的で素敵な人だったなと再認識した。
BUCK-TICKのおかげでたくさんの繋がりが出来ました。大切な友達も沢山出来ました。
自分から人の輪に飛び込むのが苦手な私が、ファングループに入ったりそのメンバーと交流を持つきっかけを作ったのもBUCK-TICKでした。
ライブは1人で行く派の私ですが、ライブ前後に同じファンの方と会ったりおしゃべりしたりするきっかけもBUCK-TICKが作ってくれました。
地方に遠征して日帰りや泊まりでライブ行ったり。
同じツアー同じ演目を何度も見に行ったり。
たくさんの初めてをくれました。
それだけ魅力に溢れて何度観ても毎回新鮮に喜び震えるバンドでした。
もっと沢山声に出してあっちゃんへの好きを叫んでおけばよかった。
もっと沢山会いに行けばよかった。
後悔たくさんあるけど。取り戻せないから仕方ない。
せめて沢山のありがとうを送ろう。


あっちゃん。
沢山走って疲れたよね。
今は何も考えずゆっくり休んで。
お母さんに甘えて、大好きな猫に癒されて、仲のいいISSAYさんとお酒でも飲みながら天国で見守っててください。
好きになってよかった。
沢山の愛と幸せをありがとう。
またいつか会える日を願って。


覗いたら駄目さ 二度と戻れないよ いいんだね
天国への螺旋 武者震いひとつ 行くぜ

1番大好きなCoyoteの歌詞がこんなにも胸に刺さる日が来るなんてね。



書いてた文章全部消えおった_(:3」 ∠ )_

泣ける。


メメントの森

無事終演致しましたm(*_ _)m

ご来場、応援頂きありがとうございました!!



個人的には今回の物語

タイトルに隠されたメメントモリの思想の通り

前回のストレイシープが死の世界から生を描く作品だったのに対して、生の世界から死を描く物語だなと思ったり。

会場の階段が、生の世界に戻る階段と、天国に続く階段と真逆の使われ方をしたことも然り。

作・演出のアメ(仮)さんに聞いた訳ではないので私の完全なる主観?イメージ?ですけど。


白と黒、光と影、明と暗。

一方があるから、もう一方の輪郭がはっきりするように、死があるから生きるということが浮き彫りになる。

作品を読んだ時にそんな印象を受けました。


後悔のない死を迎えるために、私には何ができるんだろう。

自問自答しながら、私は私の選択を尊重して生きていきたい。そんなふうに思ったり。



私の演じた女2という役は、実は前回のストレイシープの地下の世界に居た私の役の、その後と言いますか。

導く者(今回で言う死神・天使)の後継者として活動している姿なのでした。

分かる人には分かる設定。

なので、衣装は全身黒で、前回の導く者が被っていたのと同じ帽子を被ってました。

そして冒頭からグミ食ってるし、サザエさんのくだりがあるしっていう( * ॑꒳ ॑*)


ストレイシープの上演中にその話をアメ(仮)さんから伺って、とても光栄な気持ちでいっぱいでした。前作であのキャラクターを愛してくださったアメ(仮)さんには感謝しかありません。



今回観ていただいた皆様の心に、少しでも生きる活力が灯ればいいなと思いつつ。


次回は年末。12月。

六本木、同会場にて皆様とお会い出来ることを祈りつつ。

それまでにはもう少しスラッとした姿に…なりたい!もっと運動するぞ!!オー!٩( ᐖ )۶

目指せゆめぴりか5キロ!!オー!٩( ᐖ )۶


差し入れも沢山頂きました!ありがとうございました"(ノ*>∀<)ノ