ところてん 306
叔母さんが死のうとしています。
八月に入って、今日を入れて三度お見舞いに
行きましたが、行く度に次第に様態が悪く、本日
は目力が全くなくなり、言葉も弱くぽつりぽつり
しか話せません。
人間はいつかは生を閉じます。それはやもう
えません。やもうえませんが悲しいことです。
もう早くからわかっていましたが、いざ衰えて
いく叔母さんを見るにつけ、お別れが一歩一歩
近づいてくるのを感じます。
今日はお寿司をもって行きました。叔母さん
に食べてもらおうと言うよりも、看病している従
妹や叔父さんへの差し入れですが、叔母さん
はとても食べれる状態ではありませんが、食べ
てみるで、と言うと、健気にもうんと言って食べ
ようとしますが、ほんの一口卵焼きの欠片を口
内に入れたに過ぎません。
今年の正月には、叔母さんと従妹、そしてもう
一人の従姉と四人で、徳島のそごうに食事に行
ったのに。その叔母さんとのお別れが近づいて
いるのです。