独り言    3月9日-1-10-165 | はなのブログ

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運動靴    165
   ぬれてゆく袂に手紙春の雪   三谷 いちろ
 
美空ひばりの哀愁波止場はいいな。でだしのファルセットが意外
性があり、船村徹のアイデアであろう。この曲が名曲であるのは間
違いないのであるが、ひばり以外がカバーしないのは、だれが歌っ
てもひばりに叶わないからだろう。津軽の故郷もいい曲だな。ちっと
も古くならない。みだれ髪もいい曲だ。美空ひばりで、余り好きでな
いは、柔と真っ赤な太陽ぐらいではないだろうか。悲しき口笛、越後
獅子の唄、港町十三番地、東京キッド、お祭りマンボ、車やさん、酒
は涙かため息か、を虚心坦懐に聴いてみれば、まさに天才を感じさ
せる。ファルセットと普通の声との変換に違和感がない。低音と高音
との落差が大きいので、唄がダイナミックに聴こえる。
 いつぞや、ルイ・アームストロングが来日した折、竹中労が美空ひ
ばりのレコードを聴かせたそうだが、アームストロング曰く、この歌っ
ている女性は、大女であろう、と言ったそうである。
 また他日、日本のジャズ評論家が、日本人が歌ったレコードを沢山
アメリカのジャズマンに聴かしたら、ほとんどのレコードをバカにした
が、一枚のレコードを熱心に聴き、グードとこぶしの親指を立てて微
笑んだそうである。もうお気づきであろうが、ソノレコードのタイトルは、
美空ひばり、ジャズを歌う、であった。
 ぼくは女々しく、取り返しのつかないことを悔やむことがあるが、美
空ひばりのコンサート聴いとけばよかったと言うことである。本物を聴
きたかった、と後悔しきりである。