独り言    2月18日-2-47-140 | はなのブログ

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雪だるま    140
   きらきらと八十八夜の雨墓に   石田 波郷
 
昨夜、いつものように風呂に入り、出てからはハマチの刺身を肴
に、まずビール飲んだ。ただ酒を飲むのもつまらないので、期待し
ないでテレビのスイッチをつけたら、やはり詰まらないニュース番組
だったので、BSに変えてチャンネルをあれこれ変えていくと、ぼくの
好きな池波正太郎の番組だった。
 もう随分昔のことだが、そのころ植草甚一の本をよく読んでいた。
ぼくは散歩と雑学が好き、などといった本であるが、それらの本の
中に、時折、池波正太郎の名がでてきたので、少々訝しい思いがし
ないわけではなかった。池波正太郎を知らないわけではなかったが、
その高名は時代娯楽小説で夙に周知されてはいたが、生意気盛り
の小生は、ちやんばら何するものぞと、覗こうとは思いもしなかった。
しかるにモダンボーイたる植草甚一の本のなかに池波正太郎の名
がしばしば現れるので、?と言う思いが鎌首をもたげてきたのである。
 とある日、仕事の帰りに徳島駅前の、今は無き森住書店に立ち寄っ
たら、池波正太郎の新刊書があった。書名は、散歩のとき何か食べ
たくなってというエッセイだった。植草のぼくは散歩と雑学が好き、と
ちよっと似ているでしょう。
 中身は、おして知るべし、池波正太郎が愛した食事何処が書かれ
ているわけである。文体は人柄ですね。池波が美味い店だと言うと、
そうだそうだと云いたくなる。こうして終生お付き合いする作家とめぐ
りあえたのである。