雪だるま 114
亀鳴くや皆愚かなる村のもの 高濱 虚子
日本人は、お金の事を話題にすることを嫌う傾向が顕著ですが、
これは、古より江戸末期までの意識の蓄積で、お金よりも芸術、あ
るいは身分を尊んだ後遺症で、近代日本になっても日本人の無意
識のなかに蟄居しています。
しかしながら、おおいなる昔ならいざしらず、現代でお金なくしては
生活がなせません。ぼくの子供の頃は、農家などは、味噌、醤油、
お茶、もちろんおコメ、野菜、果物、おやつまで、ほとんどが自前で
まかない、現金がそれほど要らない生活をおくっていましたが、今
では、農家そのものが少なくなりましたが、町人と同じように現金が
なければ生きていけません。
生意気にも、ぼくのささやかな経験を披瀝したいと思います。お金
は高収入ほどあるのは間違いです。いくら高収入でも貯蓄が苦手で、
消費するばかりの人は、お金は貯まりません。一方、収入がわずか
でもきっちり貯蓄ができる人はお金が貯まります。給料が出ると、生
活費をのこし、それ以外をすべて貯蓄することです。それが継続でき
れば原資ができます。その原始を運用するのです。定期預金にする
のもいいですが、現下は金利がおそろしく低いので、勉強して運用を
するのです。そのときは、気をつけなければならないのは、あまり欲
をかかぬことです。危険な運用もありますから、よく勉強してかから
ねば、全てを失うこともあるからです。お金儲けは楽ではありません。