門松 6
沖かけて波一つなき二日かな 久保田 万太郎
去年の年頭に計ったテーマは、日本経済の分析でしたが、その分
析とやらの結果は、吾のみぞ知るで、なんだか疑わしい限りですが、
まぁ、市井のお勉強だから、宜しいんいじゃありませんか。何事も、だ
いたいでいいんじゃありませんか。国とか会社など組織は、大体では
ことが運びませんが、私的な経済、及び政治判断は、およそでことが
足ります。詳細な情報よりも、アバウトなそれでよろしい。たかだか、
私一人の来し方を精査し、今ないし明日の生活を推し量るに、さほど
の知恵はいらぬ。人の行く裏に道あり花の山、の言葉一って生きて
いける。ぼくは、このテーゼで生きてきた。これからも、この言葉をよ
すがに生きていくつもりである。
それはそうと、今年は何をテーマにして暇を潰そうか。ぼくの弱点は
数学である。数学を熟知しないと経済は理解できない。かと云って、そ
っちのほうに心が動かぬ。数学のみならず、外国語のほうもお話にな
らない。なまけてきたゆえであるが、いまさらどうなるものでもない。で
も諦めることはない。少しずつ学んでいこう。暇つぶしだからあせるこ
とはない。
それより今年のテーマは、何にしようか。ソクラテスやプラトンにしよ
うか。あるいはヘーゲルも勉強したいな。一月中には決めよう。